１２月１０日（土）この日の２箇所の仕事を終え
バス停から降りて歩いている時に（いつもは自転車か徒歩）
空を見あげてみると、輝くばかりに美しい満月が
その魅力的な透き通った光を投げかけていた。

今日は、皆既月食、それも赤いお月様になる、と
ミルキーから教えてもらっていたので、
特に意識してじっと見つめてしまった。

澄み切った空に何て綺麗なんだろう、と思いながら天の恵みに感謝する。

なかなかここまでの条件は揃いにくいに違いない。
今日のこの運の強さは天からの贈り物。

遅ればせながらの誕生日プレゼントとクリスマスプレゼントの先取りととても嬉しい。

帰宅して、近所でのリトモスのレッスンに行く。
自転車で１分のところなので、すべては整えていくのだ。
自動販売機でスポーツ飲料を買うので、持ち物は携帯とタオルと小銭入れだけ。
すべてはコートのポケットで間に合わせる。
タオルはマフラー替わり。
身軽で便利なのだ。

レッスンはインストラクターの優しいお姉さんが
クリスマスパーティ用のアレンジに、
まずついて行けないであろう超ど初心者のポヨたちのために
プレのレッスンをしてくれた。

今日はベテランたちがいなかったので、
しっかりと何度もわかりにくいところを教えてくれた。
楽しくて、そしてラッキィ！！
それでも、かなりハードで汗ぐっしょりとなる。

終わって、そのまま家へ自転車を飛ばして帰る。
さすがにたとえ１分とはいえ、体が冷える。
冷たい空気が体に突き刺さるようだ。

お月様はまだ煌々と輝いている。

さっとお風呂に入り、残っていたタラ鍋にお餅を入れて食事。
スパークリングワイン（リンゴ１００％の安いもの）を飲む。
アルコールに弱いので３％位がちょうど良いのだ。

おばば様が作ってくれた白菜の漬物が結構美味しい。

少しパソコンを見て、完全防備の準備をして
１０時半頃にいよいよ宇宙の神秘との巡り合いに歩いて出かけた。

しかし、歩きながら空を見上げるとお月様がないっ！！
えっ、もう皆既月食になってしまって、お月様隠れてしまったのかぁ…、と焦ったが
１１時５分頃とテレビでも騒いでいたから、そんなハズはないっ！！

ぐるっと見渡して探してみると、
あったあった、ありましたねぇ。

オリオン座のちょっと上の方にすでに半分以上欠けたお月様がいらっしゃった。

いやぁ、しかし何と頭のほぼ真上ではありませんか。
ワァオウ、これは首が苦しいぞっ！と思いながら、近くの公園の小高い丘に向かった。

目的地に到着。だれもいない。
ここはたまに星空を眺めにくるところなのだ。

多分方位を示すであろう座るのにちょうどよい石が４つ配置されている。
しかし、夜露に濡れてぐっしょりだ。

向こうの方に透明な屋根つきのベンチがある。
何せ、真上を向いてずっとお月様を眺めていると、とてつもなく首が痛いのだ。
ベンチの方へ行って横になってみる。
ウーン、見えないことはないが、イマイチしっくりこないぞ！

それで、ずっと立ってお月様を眺めていた。
寒くて、首が痛いけれど、素晴らしい！！
美しい光が少しずつ途絶えていく。

時々そのあたりを軽くぐるぐるとジョギングしながら回り、
首の凝りと寒さをしのぐ。

そして、ついにすべての月光が途絶えた。
何という感動だろう。
赤というよりはダークオレンジの宝石が空中に浮かんでいる。
言葉にならない。

そしてその時下の方からも「オーッ」と歓声が上がっていた。
よく見ると観客が他にもいるではないか。
若い人たちや結構なご年配の方達まで…。

それで、ポヨも下に降りることにした。
下の方にはベンチもあり、人がいるとはいってもベンチはたくさん空いている。
それで一つのベンチに陣取って、ちょっと横になってみた。
「ウーン」これはいいかもしれない。
星空が綺麗に広がる。

そして、何とお月様の煌々とした光が途絶えると、
それまで陰に隠れていた星たちがくっきりと浮かび上がってきたのだ。

ポヨはあまり詳しくはないのだが、オリオン座位はわかるぞっ。
ベテルギウスとリゲルだっけ…。どっちかが青だったなぁ…、
とおぼつかない記憶をたどってみる。

いつもはミルキーに教わった木星（実はそれも金星だと思っていた）くらいしか
判別ができないのだが
今はほかにもいろんな星々が浮き出てきている。
見事だ。

実はこの後も書いたのだが、字数を見たら２０００字を越えてしまっていた。
それで仕方がないので、この後すぐに別稿で出しますので、
しばらくの間のお待ちをお願いします。