Nicotto Town


厨二病もここまでだ!!!←は


~争いの無い世界~*最強少女の知られざる過去Ⅶ*


――…何?

一言だけで返すと少女は顔をあげて言った。

――藤堂さんは…学校、行かないの?
――…

学校。
九歳の頃にクラスの皆から拒絶され、今でも登校拒否していた。

――…私にも色々と事情があるのよ。
――…そう、なの

不意に何かが鳴る。
どうやら携帯の着信らしく、少女は携帯を取り出して何かをしてる。

――星姫…あの子まだ学校にいるなんて何してるんだろ?
――誰?
――あ、私の…お友達。

そう答えるとメールの返信をしようとカチカチと入力音がする。
また私は横を見ると妙な感覚があった。

――…?

この感覚――…一体何?
何かが感じる。
場所は…学校だ。

――…ごめ、用事…
――え?用事って…
――「ないんじゃないの?」でしょ、でも今回は…不味いかも

私は立ちあがって玄関へ行く。
早くしないと――…

――ま、待って
――何!時間が無いの!
――用事って…何?何があったの…?

説明してる時間もないのに…
けれども説明しないとこの子に止められてばかりだ。

――学校に…多分、魔物だと思うけど…居るのよ…
――学校…?

学校、という言葉を口にした瞬間少女は顔を青くする。

――どうしよう…!星姫が…!
――…!?

しまった、学校には…人がいる。
私は玄関を開けて学校まで走り出した。


        *


学校に着くと目を閉じて意識を集中させ、魔物を探る。
場所は…屋上。
けどまたもう一つ別の気配がある。
これは…?

――藤堂さん!

気配を探っていると少女が後ろから声をかけてきた。

――ちょっと、何で此処に…
――星姫が…屋上で何者かにって、連絡が…

携帯を開きつつも若干早口でそう言うと私は校舎に入った。

…なんて事なの、奴の狙いは…魔力を持ってる戦えない人。
階段を駆け上がりながら考え事をする。

間に合うかな、無事であって欲しいと思いながら。


        *


屋上のドアを蹴破り屋上に出ると、また一人の少女がフェンスで身を固めて怯えている。
そいつの目の前には…禍々しい鎌を持った…魔物。

――星姫!
――…ちょっと、下がってて
――え?

少し前に出、手を前にだし気を集中させる。
光が集まると柄を握り引っ張り出す。
…そう、これは今まで私が使っていた大剣。

――魔物よ。お前の獲物となるものはこっちだよ!

その言葉に魔物はこっちを見る。
後ろで少女がひ、と声を上げる。
…どうやら実際の魔物を見た事が無いようだ。

――ふん、魔力を持ってる戦えない人を狙って何になると言うのよ

鼻を鳴らしつつ手を前に出す。
大剣の刀身を日に照らしつつも言う。

――…瞬殺してあげるわ

再び構え走り出す。
前から突っ込み、奴の近くまで行けば背後へ回る。
そして思いっきり大剣を振り上げる。

ザシュ、と音をたて魔物は倒れ、影となって消える。

――…呆気ないなぁ…

…なんかスッキリしない。
魔物を倒したのに。排除すべき者を倒したのに。
…逆にモヤモヤする、これは何…?

――藤堂さ―…

ずっと下がっていた少女は私を呼びつつも駈寄る。
それにより、また何かを感じて剣を構えたまま飛んだ。

それに吃驚した少女は強く目を瞑る。
それから鉛がぶつかり合ったように、ギィンと音が鳴る。
目を開け振り返る少女に、私はキリキリと剣で塞ぐ。

――なっ…

小さく声を上げつつも少しずつ少女は下がる。
それを見た『何か』は防いでいた剣を払い除け少女の前に出る。
突然前に出た魔物を見て悲鳴を上げ、私は剣を横に振った。
それを軽々しく避けると懐から札を出す。

――…なんなの、アイツは…

小さく舌打ちしながら呟いた。
あんな魔物は今まで倒した中では戦うのが初めてであり、見るのも初めてだ。

…とすると、さっき切ったのは偽物【ダミー】だった訳か。

何としてでも仕留めないと。
被害が出るのは私以外の二人――…魔力を持ってる戦えない人。

剣の構えを少し変え、このまま突っ込みながらも斬れる直行型。
ふー、と息を吐き、再び息を吸うと同時に走り出す。

直行型、その名の通り相手に対して直行する攻撃。
だが一直線な為簡単に避けられることもある。
万が一避けられたとしても…策はある。


そして案の定避けられるとくるりと向き直し型を変える。

平行型。
剣を横に構え相手の近くまで行ったら平行に横に振る、と言う直行型よりも少し避けにくい技。

後ろに構えて再び走り出す。
これでどうだと、剣を横に振りながら―――――――…

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~続く
またもやグッダグダと言うか書くのに時間かけ過ぎと言うか
間を開け過ぎだぜ私!!((蹴

今回は少し剣の構え方とか書いてみたけど全部思いつきです。
超在り来たりなんだけどもうどうしようもねぇ(´゚ω゚);:・+*

さて続きは…明日あたりかな((蹴

#日記広場:自作小説

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2011/11/30 16:23
あばばば
プロ級わろたwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww



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