朝のラッシュに
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/11/28 01:31:58
駅に続く石畳
その上を何人の人が通ったことだろう
踏まれながら
石畳は人の暖かさ冷たさをいつも感じていた
朝7時ジャストにいつもここを通る人がいる
いつもステップを踏みながら飛ぶように
どうしたのだろう
今日の彼のひきづる足取りは重い
泣いている
彼が泣いている
どうしたのだろう
どうしたらいいのだろう
私は動けない
私は話せない
なぐさめてあげることが出来ない
はげましてあげることも出来ない
そう思うと
石畳は悲しくなった
感じる
それは彼の心の涙だ
石畳は泣いた
いっしょに泣いた
無言で
身動きもせずに
晴れた日の朝のラッシュに
石畳が濡れていた
誰一人として
それを気づいた人はいない
なんか
物にも心があるような気がします
石畳は
踏まれる事が嬉しいのかもしれませんよ
人間の価値感で石の価値って変わってくるだけなんですね
ん~
なるほど
ダイヤだってルビーだってエメラルドだって
元はといえばただの石ころ
使われる用途が違ってるだけ
でも石畳の方がいろんな人に会えていいよね
高級な宝石になればなるほど
少数の人にしか触れられない。。。
ほんとは輝いていたって寂しいかも。。。
石畳はたくさんの人を守ってるし 安らぎを与えてるから
石畳の方が幸せかもね
ショーケースに入ったあたし。。。
ただ眺めるだけで
誰も手にしてくれないし
持っていってくれない~~
あっはっは
こんなふうに考えたら
面白いなぁ
人間って岩を砕かなければいけないときもあれば
岩にすわって安らぐ時もありますよね
石も冷たいのか暖かいのか
硬いのか軟らかいのか
その時によって
変わってくるのかも・・・
子供の頃からずっとそう信じてました。
石畳はきっと踏まれながら、沢山の人の気持ちを
慰めてきて、そして一緒に泣いてくれたんだと思う。
セカンドさんは軟弱で石なんですか。
そんなふうに感じたことは一度もないけど。。
石を砕くにはさらに強い意思が必要なのかな。
私は石です・・・
といっても意志はかたくないし
私、軟弱な性格です
以前から聞いていたけど
自分が「※※」になってみてって こういう事なんだね!
うんうん、貰います(笑)
いつか書けるかなぁ〜 石畳の様な気持ち^^