☆目黒のさんま
- カテゴリ:お笑い
- 2011/11/24 00:04:12
この落語は目黒と名前がついているだけに東京のものです。大阪では見かけることはまずないと思いますが、東京では誰でも知っている有名な落語だそうです。
小生は、登場する殿様のキャラクターがなんとも魅力的(?)で、上方落語にはないいい味が出ていると思います。
ところで、目黒がどの辺りであるかを知らないとこの落語の面白味が半減してしまいますが、この殿様が三代将軍家光で、舞台はいまの目黒区目黒3丁目あたりだという説もあります。真偽のほどはどうなんでしょうね?
【スジ】
ある殿様が目黒に野駆けに出かける。丁度昼どきとなり、百姓家から焼くサンマのにおいをかいで欲しくなり百姓に分けて貰う。殿様はそれまでサンマなどという下世話で庶民的な魚は見たことも食べたこともない。生まれて初めての体験であったが、あまりの美味しさに感動する。
その後のある日、親戚の大名に呼ばれて、「何かお好みの料理は?」と尋ねられ、即座に「サンマが・・・」と注文する。
その大名の料理人は最上のサンマを仕入れたが余りに油が強いので、蒸してすっかり脂を抜いてしまい、殿様には満足できるものではなかった。
「これはなんじゃ」
「はい、ご注文のサンマで御座います」
「どこで取り寄せた」
「はい日本橋魚河岸に御座います」
「どうりで・・・・それではいかん! サンマは目黒にかぎる」
そういえば、マンガ「美味しんぼ」にも使われていましたね。
落語ファンだったら、地域関係なく知ってるのかも。
多分、ウチの勘違いやろな^^