雨降って地固まる
- カテゴリ:30代以上
- 2011/11/21 19:53:31
それは、数年前、内装会社に勤めてた頃のお話。
新橋のJR高架下で、レストランの内装工事をしていた。
そこへ、砕石(線路の下に敷かれている石ころと同じもの)を、
4tトラックで4台分、JRの高架下の敷地内に入れなくては、いけなかった。
敷地の前は、一方通行なので、道路をふさがないように、
トラックを1台づつ呼んで、端によせ。徐々に、中に入れ込むという作業になる。
丁度そのとき、私は、現場事務所で、CADをやっていた。
そこへ、作業員が、血相を変えて、事務所に飛び込んできた。
「け、けんじさん、た、た、大変です。砕石が、一方通行(道路)にぶちまけられて、
大渋滞になってます。それと、ふ、婦警さんが、責任者を呼べって、怒鳴ってます。」
「Mさんは、どうしたの?」
M氏は、そのときの現場担当で、私の上司だった。
「そ、そのMさんが、そーしていいって、トラックの人に指示して、4台分全部
ぶちまけたそうです。で、そのまま、Mさんは、何処かに出かけていったそうです。」
「はーーーぁ、何ーーーぃ!」
ぶちまけろと云ったアホーもアホーなら、
そうですかと、ぶちまけるアホーもアホーである。
ということで、代わりに私が、対応しなくては、いけなくなってしまったのだ。
現場に行くと、砕石の山が、天高く積まれて、一方通行を塞いでいた。
前へ進めない車が、クラクションを鳴らしている。
その渋滞は、あっという間に隣の銀座あたりまで、続いていた。
ここからでは、車の最後尾が見えないくらいだ。
婦人警官が、その砕石に、白いチョークラインで、縁とりをしている。
テレビドラマの殺人現場で見る例のあれである。
まさか、砕石が遺体のように、扱われるなんて、
それに、思わず吹き出しそうになったが、婦人警官が、私に詰め寄ってきたので、
それどころではなかった。
「あなたが、責任者ですか?」
「あ、まぁ、はい。」
「いったいこれは、どーなっているんですか?道路使用許可は取ってるんですか?」
「い、いえ、こんな風にするつもりは、なかったので、
あ、あの、すみやかに片付けますので、昼までには、、、。」
そのとき、時間は、11時だった。
「今すぐに、片付けてください。あと、終わりましたら、四谷警察署へ出頭してください。」
とかなんとか婦人警官に対応した後、作業員をかき集め、
その砕石を敷地内に入れ込む作業を開始した。
しかし、実際に終わったのは、夕方の4時だった。
車は、2時に、ようやく一台分通れるくらいのスペースが、できたので、
渋滞は、そのとき解消された。もちろん、2時までは、運転手の罵声をあびていた。
すべてが、終わり、ほんとうにぐったりする思いだった。
それから、四谷警察署へ出頭して、こってり絞られた。
くたくたになって、現場に戻ると、ぬぼーとしたM氏が、立っていた。
「このハゲー!死にさらせ!」
と、捨てセリフをはいて、私は、現場を後にした。
その後、現場が、終わるまで、このおっさんとは、
一度も口を効くことはなかった。
それから、その事件の後、何度か道路使用許可を取らなくてはいけないことがあり、
私が、四谷警察署へその届を出しにいった。
普通なら、提出後、1週間くらいかかって、許可書がでるのだが、
私が、四谷警察署へ行くと。
事情聴取した担当が、私の顔を見て、笑って声を掛けてくれる。
「あれ、今日は何しに来たの?」
「いや、あのー、道路使用許可を、、、」と、云い終わらない内に、
「おーぃ。(後ろにいる道路担当に声を掛け)道路使用許可だってよ!
はやく下ろさないと、また、道路に何まかれるかわかんねーから、
とっとと、ハンコ押してやってくれ!」
「いやぁー、あの、そんなー。」と、私。
でも、帰るときには、ほんとに許可書を手にしているのだ。
おそるべき、特権。
なんとも、くやしーーいが、
どーしようもなく、くやしーーいが
これぞ、絵に書いたような
「雨降って地固まる」
なのである。
Macをこよなく愛すMac信者であり、アムエを売りつけるねずみ講野郎でもあります。
その上に、無気力で、けんじ君、こんな会社はやく止めなよ。が口癖のいつもぬぼーとした
だらしない人であります。
無視するしかないのですが、今回のように邪魔されると手立てがないですよね^^
婦警さんは、完全にあきれた中、チョークで、道路に巨大な円を書くのに夢中で、
こんな不届き者など(責任者が私だと思っているので)眼中になかったと思います><
規律と正確さを重んじる日本といえども、必ずしも正攻法がうまくいくとは限らない! (ううむ、深いです。)
そして叱られる役をちゃっかり部下におしつけるあたり、M氏の狡猾さと思慮が無くてはできません!
凡人にどうしてこれができましょうか!!!!
M氏は類い希なマネジメント能力を隠し持っているのか、またはまったくの変人であるかのどちらかに違いありません。
けんじさんはぜひ見習ってください♥
これで婦警さんと恋に落ちれば万々歳なのにねぇ・・・・(公務員だしw 共働きでどう?)
こればっかりは、けんじさんの運と手腕にかかっているわけだけど・・・・ ┐( ̄ー ̄)┌
このとき、現場を離れてこのおっさん何やってたかというと、
会社に通してない個人の現場をやっていて、(いわゆる内職ってやつ)
そこへ、会社の仕事をほったらかしにして、行ってたみたいですよ。
このときのこの会社は、うさんくさいダメ人間ばかりで、
社長も同類だったので、報告する意味もない状態でした。
じゃ、なぜ私が、こんな会社にいたのか?
それは、次回のT部長についてで、お話しますね。
ふふふ^^好青年だなんて、、、
この異常人種の集まりのような会社の中で、
この変な私が、一番マシに見えただけだと思いますよ^^
このM氏、タダもんじゃないですね!
私だったらこのM氏の不祥事を社長に言いつけます!
でも、けん丼の「このハゲー!死にさらせ!」←コレ受けます( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
上司に向かってよく吠えましたね^^
警察署の方は、けん丼の誠意ある態度に好感を持たれたんじゃないかしら?
けん丼はこう見えても(?)なかなかの好青年なのかな?(o^^o)ふふっ♪
(↑ 放置しておいてやってください。めったにないことみたいなので、、、)
みな過ぎるといい思い出になってしまいますから。
結果、警察の方々と、ここまで、親密になれたことは、
お願いしたって、できる経験ではないから、
ラッキーだったのかもよ^^
私も砕石を運びましたよ。
しかし、やってもやっても状態が変化しない恐ろしさ。
動けない運転手は、恐ろしい罵声で吠えてるし、最悪でした。
M氏を出頭させる。
あまいすっよ。
ひねくれた年配の人って、想像を絶する変人ですから。
このとき、携帯で捕まえたときの第一声が、
「ごめん、今忙しいからさ~。」でした。
殺す価値もない大人をはじめて知った日でした^^
いやーでも 特に日本人は 根回し上手 段取り上手ってイメージですけど~。こんな人もいるんですね。
けんじくん いいこいいこ❤ よく頑張ったね!
僕も来年から社会人になって、
『責任』って言葉にびくびくしながら生きていかなきゃならんのだ><
ぁ~やだやだ、大人ってやだやだ。←
自分のやったことではないのに、
『責任者=責任をとる人』ってだけで怒られるとか><
僕ならM氏に詰め寄ります(^q^){嫌がらせなの?何がしたいの?なんなの?。+*
僕ならMさんに出頭させてトンズラします。
そして速攻でその会社を辞めますw
さらにダメ人間ですからw
内装やってたんですね。実は肉体派?
あ、メインはCADですか?w
人間は、ホント不思議な生き物です。
警察なんて、かしこまって、隔たりがあって、
事務的な関係しか知らなかったので、
あの事件で、こんなにフレンドリーになれるなんて、
想像もできませんでした。
実に、面白い経験でした^^ふふふ^^
イタリアもそうですか。
顔見知りという強みは、お国がらも関係ないってことですね^^
私の住んでいるところなんか、
それだけしか機能していない、というか
それがなければ生き延びれないというか......
悲しいかな、これが、また私の中で現在、
最大の笑い話と化しているのも事実なのです。
ふふふ^^ちっと、くやしーけどね。
M氏は、その後も反省どころか、自分が何か悪いことした?って。かんじでした。
ほんとに、ダメ人間大集合なのです。
でもすごかったよ。その後の警察では、砕石男として、署内で、一世を風靡しましたので^^
しかし、そのおかげで許可書その場でもらえるんやもんなぁ。
複雑w
M氏からはごめぇんねって言ってもらえなかったの??