Nicotto Town



小説♦④

*これは ある本のお話なので もしかしたら 読んだことがある人は知っているかもしれませんが ご了承ください。w

(本当は昨日書こうとしてたんですが あとちょっと。 のところで なぜか全部消えちゃって 書く気がなくなっちゃったので書けませんでした;;すみません><)

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        スキだから。

「いってきま~す!」

 玄関の前で自転車にまたがったアイツが、あたしを待っている・

「おせ~よ!またちこくするぞ!」

「へへ、ゴメン。でも、むかえに来るのもおそいと思いま~す」

 アイツとあたしは毎朝いっしょに学校へ通う、仲よしカップル。

 遠くに住んでいるアイツは自転車に乗ってくる。でも、あたしの家から学校までは自転車をおしながらいっしょに歩いてくれるのだ。

 きょうもいい天気!風が運んでくる海の香り、波の音もいつもどおり心地よい。

 海が見える坂の上に着くと、学校までは一直線。長くて急な下り坂だから、ここからが時間がかかるんだけど。

「時間ギリギリだな。しょうがない、あの手でいくか」

 ふたり、顔を見あわせてニヤリと笑う。あたしはアイツの自転車の後ろに飛びのった。

「しっかりつかまってろよ!」

 アイツはあたしの手を自分のこしにまわした。

 背中ごしに、アイツの振動の鼓動が伝わる。

「しゅっぱ~つ!」

キキーッとブレーキの音をさせて、自転車が校門の前に着いたとき。

「コラァー!ふたり乗りは禁止だぞ!」

 教頭先生の声に、あたしはあわてて自転車から飛びおりた。

「やっべ!見つかった」

 アイツが、あたしのほうをふりかえって、ペロリと小さく舌を出す。

「すみませ~ん!」

「もうしませ~ん!」

 ふたりそろって教頭先生に頭を下げる。それからあたしたちは、チャイムの鳴る中、教室へダッシュした。

 担任の先生がガラガラッと教室のドアを開けて入ってきたのは、あたしたちが教室へかけこんだ、いっしゅん後だった。

 ギリギリセーフ。ハアハア息を切らせているあたしに、アイツがⅤサインを送る。

 いつもどおりの教室。ひとつだけちがったのは、先生が転校生をつれていたことだ。

 わあ、なんだかおじょうさまっぽい子。というのが、ユリカの第一印象だった。

 サラサラの黒いロングヘア。パッチリした大きな目。まつ毛も長くて、まるで少女マンガの登場人物みたい。きゃしゃで、指もスラリと細い。女のあたしでも「守ってあげたい」と思っちゃう。

 ユリカは、あたしの後ろの席になった。はずかしそうに、

「仲よくしてくださいね」

と言ったユリカの、すきとおるような肌の白さに見とれてしまった。

 海辺育ちのあたしは生まれたときから真っ黒だから、めちゃくちゃうらやましい!

 クラスの男子たちも落ち着かない様子で、チラチラこっちを見てる。

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今日はこれでおしまいです☆彡

続きはまた今度☆彡☆彡

よかったら 見てね!!♪

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2011/11/19 17:33
一期一会ですか??




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