(ねぇー　今日は　なにしてた？

私は　友達と　ショッピング　行ってたよ

ねぇー　ひろ　会いたいよー　・・・・)



彼女からのメールが・・・






あははははは～

でなに？　え～　なに言ってるの？

ばかだなー＾＾


僕は　都会の会社に　就職が決まり

田舎に　彼女を置いて　出てきた

はじめのうちは　彼女のメールが　楽しみだった


でも・・・　それも　忘れていた・・・



でさー　おれ　彼女　出来たんだ！

おーー　やるなー　ひろ

おれにも　紹介してくれ！

あははははは～


うち解ける　友達も増えて　可愛い彼女も・・・

僕は　すっかり　君のことを　忘れていた・・・



(ねぇー　ひろ

返事　来なくなったね

風邪引いてない？心配してます・・・

会える日を　楽しみに　してます。)

・・・



あぁ～！つかれた～

今日も　深夜遅く　帰宅して　そのまま　ベッドへ・・・


僕は　メールなんか　気にもしてなかった！




(私　このままだと　親に　違う人と

結婚させられて　しまう

ねー　ひろ！

返事　ください・・・　　　おねがい・・・)

・・・



こんな日々が続き・・・

やっと　落ち着いた時・・・

僕は　なんだか　淋しい自分に　気がついた
　

彼女・・・

なに　してるかな・・・


ふと　そんな想いに　自分を見返した・・・


メール・・・



彼女　こんなに　おれの事を・・・

ばか　だな　おれ　・・・

一番　大事な人が　誰なのか

今頃　分かっても　もう　遅いよな・・・



(ごめん　今頃　メールなんて・・・

おれが　すべて　悪いんだ！

君は　今頃　結婚して　幸せなんだろーね・・・)




彼女　からの　返事は　返ってこない・・・



当然だな！

おれ　今頃　こんなに　彼女　好きな事

気づいても・・・




・・・数時間後・・・




ピンポーン


ん？こんな遅くに　だれ？

はーい　　どなた・・・で・・・・




｢ひろ　私　幸せでないよ！

あなたと　居ることが　一番の・・・

幸せ　だもの・・・｣



彼女は　大粒の涙を　流して

か細い　声で　話してくれた・・・





　　　　　　　　　　あぁ　一緒に　居よう・・・

　　　　　　　　　　　　　　　　　これから　二人で・・・

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　幸せに・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　灼眼の　ＨＩＲＯ