２週間前、一緒に暮らしていた猫に先立たれました。
私が先立つことを思ったら、なんぼかもしです。
きっと死んでも死に切れんもん。

６月から軟部組織腫瘍という固い瘤が左の後ろ脚の腿にできて、
そいつがメリメリと成長。
獣医には「そういう痛みがあると思いますよ」といわれたが、
痛みで苦しんでいる模様は見えなかった。
ごはんは食べるし、お湯は飲むし、トイレも自分で足をひきずりながらでも行くし、
家の中の好きなところへ寝転びに行くし。
死ぬ日の昼まで、そんな調子。
たぶん私が仕事に出て、２時間以内に死んだと思われるが、
置いて出た時と、まったく同じ格好で、矢狂った気配はなかったのが救い。
変な言い方だけど、元気に死んだというか。

私もこんな風に死にたい。ちょっとうらやましい。

いなくなって初めて、一緒にいる間、私のほうがいろいろ頼っていたことに気づいた。
血のつながった家族じゃないけど、血よりも濃い、毎日の生活でつながっていたんだね。
知っているつもりだったけど、本当のところは分かっていなかったよ。
おかげで朝起きるのが大変。夜も寝るタイミングを自分で見つけるのが難しい。
でも、ちゃんとできないと、猫に心配かけるかもと、無理やり自分をしつけ中。

でも、いつか戻ってきてくれないかな。
時々、さびしくて死にそうな気分になる。
ウサギでもないのにね。
簡単には元気になれないと思うけど、それでも一日ずつ過ごしていこうと思ってます。