スペースデブリ
- カテゴリ:日記
- 2011/10/26 17:39:48
スペースデブリ=宇宙太りではありません^^宇宙ゴミのことです。
旧ソビエトが人工衛星を打ち上げて以来、打ち上げられた人工衛星などが運用を停止し不要物(宇宙ゴミ)となっています。
最初にゴミ掃除のことを考えなかったので、これらのゴミの始末に苦慮しています。
これらは、活動中の人工衛星や有人宇宙船、国際宇宙ステーション(ISS)などに衝突する恐れがあり、ある程度以上(10cm)の大きさのものは監視されています。
デブリの持つエネルギーは、運動エネルギーK=1/2mv2で、質量が大きく速度が大きければ衝突した相手を破壊してしまいます。
また質量の大きなものは次第に落下し大気圏に再突入して燃え尽きますが、一部は地球の表面まで落下します。
今月23日に、ドイツのエックス線観測衛星「ROSAT」がインド洋のベンガル湾に落下しました。セラミックなど約1.6トンが地上まで到達したようです。
問題なのは、人工衛星のエネルギー源として原子炉を使用していた場合です。
これらが落下すると、原子力発電所の核燃料がばらまかれるのと同じ状況になります。
そのため、人工衛星から原子炉本体を分離し、さらに上空に上げることで落下までの時間を稼ぐ対策がとられてます。でも、この対策って単なる問題の先送りですよね。
地球上でもゴミの処理が問題となっていますが、どうやら人類はゴミ処理が苦手のようです。
そのうち、デブリをかきわけながら宇宙空間に出て行くことになったりして・・・
作品ができたら読ませてください^^
幸村誠さんのプラネテスですね。
そのうち大気圏への再突入で燃え尽きると考えていたのかも。
プラネテスに描かれたデブリ屋さんが実現するかも?
そんな時代も近いのですね。
誰も予測できなかったのでしょうか?
せめて、原子炉搭載の衛星だけでも、打ち上げ国の責任で、
回収してほしいわ。
もう少ししたら、スペースデブリが本当にビジネスチャンスかもしれないですね。