「ど～も～、黒猫アニーですよ～！」
「こんばんは、コウモリの モリコーネですよ～！」

「鯵をしめて、またまた登場ですよ～」
「え？ 味をしめて だよねぇ？」

「そーですよ～、二人合わせて、あんみつブラザーズですよ～」
「え？ うしみつブラザーズだよねぇ？」

「そーですよ～、黒猫とコウモリの うしみつブラザーズですよ～」
「そーですよ～、深夜に元気な うしみつブラザースです～」

「と、言うわけで、もう、すっかり秋めいてきたよねぇ」
「うん。 あの暑かった夏が、ちょっぴり懐かしいよ…」

「秋深し、となりは何をする人ぞ」
「え？なあに、急に？ となり？　となりはねぇ、やめなよ！ って言ったのに、スルメをたくさん食べて、
　腰を抜かしてたの！」

「あはは、誰それー？ って、それ、オイラのことだよねぇ？　なんでこのタイミングで、そんなことを披露
　するわけ？」
「だって、となりは何をしてる人かって聞かれたからー。 それに、今週のブログのテーマは、失敗談だし」

「あ、そうなの？ そのテーマで書くと何がもらえるの？　え？バナナの皮？ ねぇ、そんなものを、そこらに
　置いといて、ジーヤが滑ったりしたら危ないよね？」
「うん。 シャレにならないよね！ じゃあ、今回は、そのテーマで書くのやめておく？」

「やめておく？って、もうオイラの失敗エピソードを、書いちゃったよね？」
「じゃあ、このまま投稿して、滑れるバナナの皮をゲットしよう！」


「と、言うわけで、秋といったら、どんな秋を思い浮かべますかね？」
「あ、あれ？ まだ続くの？」

「そりゃそうだよ！ ここでやめたら、オイラの失敗エピソードだけが目立つでしょー？」
「あ、それもそうだねぇ。　じゃあ、なんの秋にしようかねぇ…。 スポーツは、この前 書いちゃったしね」

「そうだね、食欲も、秋に限らず一年中あるしね」
「じゃあ、芸術の秋にしようよ！ 今度、アニーが音楽会に参加することだしー」

「え？ また、オイラの話？」
「音楽隊を結成して、カラバ公爵のお城の音楽会に参加するんだよね～」

「そうなの！ しかも、その日のために長靴まで買ってもらったんだから！」
「音楽隊の他のメンバーは、ロバと、犬と、ニワトリなんだよね。その名も、ブレーヴメンズ！」

「そうなの！ ブレーヴ っていうのは、勇敢とか、勇ましい っていう意味なんだよ」
「え～！ じゃあ、メンバーは、みんな勇敢ってこと？」

「そうだよ！ ロバなんて、ヤリを持って、風車の姿をした巨人に向かって行ったんだから！」
「え～！ まるで、ドンキー・ホーテ！」

「だろ？ 犬は犬で、橋の上から、川の中にいた、犬の姿をしたトロルに向かって吠えたてて、しかも、
　口にくわえてた骨をくれてやったんだから！」
「え～！ 敵に骨を送る って、やつですか～？」

「ね？ みんな、けっこう凄いでしょ？」
「うん、ある意味 凄いけど、アニーはどうなの？ そんなに、勇ましくないよね？」

「え！ そんなこと…、あ！ 誰か起きてきちゃった！ 大変！ 隠れろ、隠れろ！」
「ねぇ、オイラたち、悪いことしてるわけじゃないんだから、隠れたりする必要はないと思うけど…？」

「・・・」
「ねぇ、アニー？ そんなところで、銅像のふりしてると、余計あやしまれるよ？」

「・・・」
「あ、ジミーボーヤさんじゃん！ どうしました？ こんな時間に？ まだ、午前３時ですけど？」

「・・・」
「え？ 面白そうだから、起きてきたんですか？ なにも、面白いことなんかしてませんよ？」
 
「・・・」
「まぁ、アニーの行動が面白いって言えば、面白いけど…。　あ、いつの間にか、毛づくろいしてる！」

「うーん？ 明日の天気は、晴れかなぁ？」
「え？ それじゃあ、こうもり傘が必要になるねぇ？　って、なんでやねん！」

「ね？ オイラたちの面白さは、せいぜいこんなもんですよ？　え？ 今ので完全に目が覚めた？」
「あちゃー。 明日、学校だから、もう一度 寝なおしてもらわないと困るのに…」

「じゃあ、ジミーさん。 ちょうど３時のおやつの時間ですから、オイラと夜明けのコーヒーでも飲みます？」
「えー、なんでー？ 余計 眠れなくなるよね？」


「あ、そうだ。 モリコーネにも、音楽会に参加してもらわないとだよ！」
「え、そうなの？」

「ニワトリが風邪ひいちゃって、参加できなくなっちゃったから…」
「え？ まさか、インフルエンザじゃないよね？」

「さぁ、よくわからないけど…。 だから、歌の練習をしないと」
「ええと、曲目は 『オー・シャンゼリゼ』 だっけ？」

「うん、カラバ公爵のリクエストなの！」
「幸せな気持ちになれる曲だよね～」

「♪ギターを弾いて～、朝まで歌う～、楽しくさわいで、恋をする～」
「♪オ～、シャンゼリゼ～」

「ジミーさんも、ご一緒に～」
「♪オ～、シャンゼリ～ゼ～」

「あれ？ ジミーさん、寝ちゃってる…」
「え？ こんな床の上で？」

「モリコーネが、歌ったからかな？」
「えー？ オイラが歌うと、子守唄じゃなくても寝ちゃうのー？」


※↓ コメント欄の一番下に、おまけのエピソードがあります ＾＾