”リハビリ出勤中”の上司を見てると・・・
- カテゴリ:30代以上
- 2011/10/15 03:36:15
『S常務さん職場復帰されたんですね もう治られたんですか?』
『はあ・・・まあここんとこ調子が良いようですが治ったのかどうか?』
メーカーの営業さんに訊ねられて 何とも薄情な返答を返すしかない
ジオなのでした☆
ずっと休職していた上司がリハビリも兼ねてここの処毎日出社するよう
になった そのこと自体は喜ばしいことだし周囲も更なる回復を願って
いるのだがよく「うつは治りかけが危ない」なんてことを聞くので・・・
『ジオさん さっきS常務になんかいろいろ指示されたんですけど 本格
的に仕事に復帰されるんですか?』とは現場の後輩Hくん
『ん!? 何を言われたの?』
『”オレ宛てのサンプルが来てるはずだが見なかったか?”とか言われ
ましたね 後は倉庫のあちこちを見て廻って”あ~でもない こ~でもな
い”って・・・』
『ふ~ん サンプルなんて何処へ提出する気なんだろ・・・? まあリハ
ビリも兼ねてのご出勤だから ”ハイハイ”って聞いてあげてよ^^』
『はい でもS常務と部長課長の指示が食い違ったらどうしましょう?』
『あ~そうねぇ そん時は内線ちょうだい こっちで再度指示するわ』
『ですよね~ 三ヶ月近くもブランクがあるんですもんねぇ』
『まあ その辺のことはよろしく頼むよ』
映画”ツレうつ”の中にも登場した話ですが
「うつは振り子のように良い時と悪い時を繰り返しながら回復に向かう」
そうで 何日か気分の良い日が続いた後にまた激しく落ち込むことも
多いそうなのです(雨の日や低気圧が接近中なんて時に落ち込むこと
が多いらしいですね)
「うつは治りかけが危ない」と言われることの一番の恐ろしさは
”最悪の状態の時は自殺する気力すら無かったのに 薬と休養で
実行するだけの元気が出てきている” と言うことなのだそうです
昔は”躁うつ病”なんて言い方をしましたもんね つまり「躁=元気」と
「うつ=落ち込み」が交互に出るからそんな呼び方をされたのでしょう
『S常務 元気になって良かったですね~もう安心ですね~』
などと ある事務員さんなどはノー天気にこんなことを言います
『あ~そうだねぇ・・・』
(”うつは直りかけが危ないんだよ 一番怖いのが自殺”なんて 言った
方がいいのか言わない方がいいのか・・・)
リハビリ出勤中の上司を見ているこっちの方がどきどきだったりする
日々でございます(苦笑)
周囲の人間の生活も変わって来てるのは確かです。
特に身内の場合・・・
あーー人生が変わって行く〜〜〜(涙)
いわば、その道のプロフェッショナル!
そーんな 1年やそこらじゃ治りませんよぉ~ うちのは、もう4年ぐらい
楽しんでると思います。
気分が良いのと激しく落ち込むのを交互に繰り返すのって、私はわりと日常なんですけど・・・。
自分のムラの多い性格のせいだと思っていましたが私も本当は病気なのかもしれませんね。
私の周囲にもいますが、ほんとに大変ですよね....。
どう接していいのかわからなくなりますもん。
本人が1番辛いでしょうけど..
本人が一番苦しいのだけど、周りも大変だってのは身に染みて分かります。
感情の起伏、ムラに振り回されっぱなしだし、でも「振り回されている」と思う自分が嫌になります。
病気が、そうさせているんだ、言わせているんだと思う、思わなければ。
と、またそんなことを思う自分が嫌いになりますね。
死にたいなら死ねばいいのに。と何度も思って、そのたびに自分が傷ついてしまいます;;
こんなヤツ、捨てて逃げれば良かった、と思ったことに罪悪感があります。。。
もう、早く治ってくれ。 それしかないですねぇ。
ジオさんの会社のその方も、多分外で仕事だからまだ大丈夫というか、気が張ってるというか。
ご自宅に戻られたら、相当疲れて大変でしょうね~ご本人もご家族も。
>「うつは治りかけが危ない」と言われることの一番の恐ろしさは
>”最悪の状態の時は自殺する気力すら無かったのに 薬と休養で
>実行するだけの元気が出てきている”
まさにそうですね。リハビリ出社といってもこのまま快方に向かうとは限りません。
知らない人には教えてあげるほうがよいかもです。
まだまだ苦しんでいる本人に対して、
「元気になられて良かったですね~頑張ってください。」
なんていってしまったら最悪ですよね。
今や、うつ病のかたは、どこの職場でもあちこちにおられます。
うちのとこでも同じフロアーで病気休暇のかたが2人いらしゃいます。
やっぱりみてるとどきどきはらはらですよね^^。