Nicotto Town



時の扉を使ってお出かけの図


まあ、人間界に行くのに手っ取り早い方法で
一人で出かける時に此の装置を使う。

行先が記録されるので、返ってくる時にも
魔法を使うより帰りやすい。

更にママが探す時に使った人の記録をたどれば、
どこに居るのかも解る仕組みになって居る。

魔方陣でなく時計になって居るのは其のため。



で、カメラに関して。
後に夫となる人と何回目のデートの時に
カメラを持ってきて、デート先の写真を取ろうと言う事になった。

私は父のカメラを鞄に入れた。

彼は親から買って貰った簡単に取れる通称「◎◎◎◎◎カメラ」を
持ってきた。

しばらく会えなくなるのでお互いに取った写真を持っておこうと言う事である。

私のカメラを見て彼は自分のカメラをすぐにポケットにしまった。

私は其のカメラを見せて欲しいと頼んだ。
彼は自分のは安っぽいし此れはおもちゃみたいな物だからと
私のカメラで撮りたいと言った。

私は座り込んでどうしても其のカメラに触りたいと使いたいと言った。

彼は仕方なしにポケットから出して私に渡した。
私はそれをなでる様に触った。
嬉しかった。使い方の説明もピントを合わせるだけだった。
しかも手で動作する所が解りやすく大きかった。

彼は私のカメラに触らせて欲しいと言った。
使ってみたいと言った。
使い方の説明をしようとしたが、久しぶりの出したので解らない。

その辺の叔父さんに聞こうとしたが其の叔父さんも大事そうに
触るだけで使い方までは知らないと言う。

だから、こんな使えない◎◎カメラだと私は其のカメラの無能さを詰った。
彼は唖然として私の何かを発見したようにマジマジと見ていた。

し、しまった。うっかりかぶっていた子猫の皮がはがれる所だった。
慌てて軌道修正。可愛く頭をかしげながら、すねて見せた。
「機械なんて、だいきら~ぃい❤」




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