風邪だ、と思ったのは昨日の学校帰り。
喉は痛み鼻水は出る。時には咳が出たり。

おかげで今日の学校は休み。
――やれやれ、今日はクラス役員決めとクラブ写真が合ったのに…
と、呑気にバテバテになった体を布団の上に乗せながら思った。

今朝は凄く喉が痛かった。
咳をすれば、それを悪化させるように、喉に何か刺さったような感覚。

お腹が空いて、フラフラと布団から起き上がりご飯が欲しいと強請る。
とりあえず、その場しのぎなのか、お茶漬けが出された。
まあ普通のご飯とは違ってすぐ食べられるからよかった。
だがその後。
薬箱から母は風邪薬を持ってくる
「十五歳以上は一袋…あんた幾つ？」
「十五歳」
メンドクサそうに答えると私の前にその薬が渡される。
その薬は…去年の中二の時に同じ時期だったか、熱で休んだ時に渡されたもの。
…凄く苦くて嫌いだった薬だ。
「苦いのは嫌い」
「甘いのはお子様が飲むものよ」
――そうは言われてもなぁ…
と、思いつつご飯を平らげるとしぶしぶ台所へ行く。
何故かと言うと、去年苦い薬を口に入れ、水で無理やり流そうとしたら吐きだしてしまったから。
それで床を濡らして怒られたっけ。
だからそうならないように今回は水道で。

中身を確認しつつ「量多くない？」と問うと「それ位が丁度良いの」と帰ってきた。
仕方なく袋を開け、一度躊躇ってから口の中に入れる。
…なんで事だ、唇についたではないか。
それを上手く舐めて口の中に入れるが苦くて仕方が無い。
早く流してしまおうと水を口に含む。
が、去年と同じ過ちを起こしてしまった。
苦くて吐き出した、ではなく、プールの消毒液みたいな味がする。
勿論実際飲んだ訳ではない。そんな事したら死にはしないだろうが重症だ。
消毒液みたいな匂いと、無理やり流しこんだ薬の味が似ているのだ。
全く、どうしたものか。


それから何度も口を濯いでは呑み込んで、苦い薬全て飲み乾した後ふら付いた足取りで部屋へ向かう。
時間は九時前。一時間目が始まる頃だった。
今頃友達はどうしているだろうなどと考えながら布団の中に潜る。
なんとかして寝ようとしたが、眠れない。

暇すぎて仕方が無い。
暫くして漫画や小説を漁り読み出す。挙句DSでゲームをしていた。
ふと思ったのが、「これじゃあ仮病じゃないか」など感覚を覚えた事。
けど実際には風邪だったのだから仕方ないかとまたゲームを再開する。
やっていたのは持ってるカセットの中で一番飽きない『太鼓の達人』。
だが、咳してる途中に画面はずれ、指が上手く動かず腹が立って電源を切った。

そしてまた時間が経ちお昼を食べてからまた部屋に戻り、同じことを繰り返す。

時には布団の中にもぐりながら学校の事を考える。
「休んでる間のノートはまた写させてもらわないとな」「私が居ない時何の話をしてたのか知りたいな」「他のクラスの友達の反応はどうだったのだろう」などと考える。
凄く暇になってきた。
学校に居る時は「もう嫌だ、面倒だ、家に帰りたい」と何度も思ったが、実際家に居ると時間がただただ過ぎるだけで何も面白くないじゃないか。
こんなに退屈なら、まだ授業をした方がマシだ。けど体育とテストはお断り。


そんな事を考えているとまたまた時間が経つ。
今度行くのは火曜日か、その日は音楽があったなと自分の好きな教科で少しばかり喜ぶ。



おや、そうしてる間に誰か帰ってきたようだ――――…


父が帰ってきて、一番下が帰ってきて、そして中学校から弟が帰ってきた。
「連絡カードは？」と問うと「え？来てないの？」と帰ってきた。

…どういうことだ、これでは火曜日の時間割が分からないではないか。
休み明け初っ端から忘れ物とは嫌なことだ。
それに休んだ人に貰える（？）連絡カードのメッセージは、班の皆から書いてもらえる。
それを読むのも、若干楽しみにしていたと言うのに。

幾ら明日から三連休だとしても、この仕打ちは無いだろうと思いつつ、パソコンでまた友達に時間割を聞こうかと考えまた布団の中で眠りについたのだった―――


＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝終わり
此処んとこ二日は風邪で出来なかったｱｷﾞｬｰ＾p＾

んで今日久々にやろうとパソコン経ちあげてインターネット開いたら何か変わってるし((
前より扱いにくくなってるよ（`・ω・´）ｷｯ

まあ数日もすれば慣れるか…多分((

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