神と妖怪の狭間
- カテゴリ:日記
- 2011/10/02 01:32:14
10月。
すっかり商業的にもイベント的にも日本に定着したハロウィンの月。
万聖節という翻訳はとてつもなく清らかなイメージだが、
言ってみれば西洋風お盆に近いだろうか。
死者の月とも言うしな。
一方、われらが日本では神無月。
神様方が出雲で宴会……もとい縁結び決めやらをされるらしい。
この日本の神様ってのが非常にカオスで面白い。
国津神もあれば99年たった器物が神になったりもする。
付喪神は妖の範疇かもしれないが。
本来の土着の神が貶められて妖怪扱いになったりとか。
そのあたり世界中で似たようなことはあるとはいえ、
日本ほど神と妖怪の立ち位置が近いのは類を得ないのではとか思う。
……中国の『封神演義』も天仙やら地仙があいまいだから始まった話だったか。
とか思いを馳せる10月である。
金木犀がもう咲いているらしく、いやでも10月を実感させられた。
それとも節操が無い日本人が作り出したから、神もそうなのか?
ニワトリとタマゴ論争のようです!?
まあ節操(信念)が強すぎて、他の民族に攻撃的になるよりマシということで自己完結してますが。w