節会と節句
- カテゴリ:日記
- 2011/09/10 08:29:28
昨日は、菊の節句でしたね。5節句の中では一番廃れてしまったような気がします。
ところで節句のいわれを知っていますか?
日本の宮廷には、古くから節日(唐時代の中国の暦法で定められた季節の変わり目のことです)などに天皇のもとに群臣を集めて行われた宴を伴う公式行事があります。これが節会(せちえ)です。
江戸時代に、幕府は節会のなかから5つの日を式日としました。これが5節句の始まりです。5節句には、次のものがあります。大半は今でもしっかりと根付いています。
1月7日:人日(じんじつ)
お正月の最後の日、七草粥を食べて1年の豊作と無病息災を願います。
3月3日:上巳(じょうし)、桃の節句ですね。
桃などの自然の生命力をもらうなどして厄災を祓います。 最近は、女の子の誕生と成長を祝う「雛祭り」としてのほうが有名ですね。
5月5日:端午(たんご)、菖蒲の節句。
強い香気で厄を祓う菖蒲やよもぎを軒(のき)につるし、菖蒲湯に入ることで無病息災を願います。「菖蒲」を「尚武〔しょうぶ〕」という言葉にかけて、男の子の誕生と成長を祝う「尚武の節句」でもありますね。いつのまにかこどもの日になってしまった^^
7月7日:七夕(しちせき/たなばた)
七夕とは、7月7日の夕方を意味しています。中国に古くから伝わる牽牛と織女の伝説からきています。
日本では古来より「棚機つ女」といわれる女性が、機(はた)で織った布を神におさめ、病気や災厄が起こらないように願ったという話がありました。「たなばた」と呼ぶのは、この「棚機つ女」がもとになっています。
9月9日:重陽(ちょうよう)、菊の節句です。
陽(奇数)の中でも一番大きな数字が重なるという意味で重陽といわれています。日本では、奈良時代から宮中や寺院で菊を観賞する宴が行われています。 新暦のこの日だと菊は・・・
人は、日本という風土に生まれて教育されることで日本人となります。日本という国土で形成されてきた日本人の感性を大切にしていくためにも後世に残して生きたい行事ですね。そんな子供たちへの素敵な絵本があったので紹介します。大人の方が見ても、いろんな意味がわかりますよ。
http://www.ehon-sekku.com/index.html
こちらこそコメントありがとうございます。
英語もあるので、いいですね^^
昔「お盆」を外国人に説明するとき苦労をしたのを思い出しました^^;