ドラマ それでも、生きてゆく (2)
- カテゴリ:30代以上
- 2011/09/09 12:20:49
いよいよ最終回です。
しかし、今回のドラマは、最高でした。(←まだ、終わってないのにすみません)
現実に、加害者家族と被害者家族が、
接触することって、現実には、どうなんでしょう?
滅多に、そのような場面は、ないような気がします。
お互い極力、接触することを避けていくのでは、と思えます。
しかし、このドラマは、(そこにあえて挑戦してると云ってもいい)
両家族を、積極的にぶつかりあわせ、
そこから生まれる正しいとも間違いとも云えない
凄まじいメッセージを見ることができます。
それが、心を揺さぶり、感動をよぶのです。
これは、一体なんなんでしょう?
凄いの一言です。
憎悪を積み重ねた果ての再会に、軽く手を上げて挨拶する感じだとか
いざ自殺を目の前にすると殺そうとした相手を助けてしまうとか
15年の鬱積した気持は、想像とは思わぬ方へ転がっていきます。
それが、リアリティにもとれ、見る者を惹きつけてゆきます。
まさに、凄いの一言なのです。
しかし、世間といいますか、テレビといいますか、
この手のドラマを重いとか暗いとかいいます。
そして、その方向に向かうことをなんだかいけないとする風潮があります。
(音楽の歌詞なんかも、そうですよね)
しかし、ボクは、ぜんぜん、いいと思います。
物事を重いとか暗いとかそのレベルの判断基準でしか見れない人を
淋しいと思います。
このドラマのHPでも、スタッフや演者は、それを気にしてか、
重いですがとか、最後は希望に向かってとか、
その風潮に対するフォロー的コメントをしています。
ボクに云わせれば、(乱暴ですが)
「そんなもん知るか!」で、いいと思います。
残酷でも、絶望的でも、後味が悪くても、
そこに、心を揺さぶるものがあれば、何だっていいと思うのです。
人生を台無しにされた人間たちを
それでも、生きてゆく人間たちを
それを見て人は何をかんじるのか?
こんなすごいテーマはないと思います。
最終回、このままで、
よっしゃ!(双葉風)
です。
ボクは、今回、観て、好きだったところは、双葉の想いですね。
(前回の洋貴のナイフを持って兄を殺そうと思うことから続いてるんだけど。)
兄への絶望。そして、兄を殺そうと思う気持ち。
(病院で、残された子供を見て、その決意は固まったンでしょう)
そうすることで、洋貴を殺人者にさせないということも。
しかも、それを洋貴のナイフで、その目的を遂げようとする。
なんて切ない話なンだ。
そして、洋貴は洋貴で双葉に殺人者になってほしくないと双葉を思う。
お互いを思って、自分が文哉を殺そうと思う滑稽な二人の感情とその会話。
この辺りの描写は、すごく面白いです。
えっ?いろは、双葉と一緒に文哉を殴ってた!
この先、旦那さん、大丈夫かな?
いろはの旦那さん!
お酒が飲めなくても(T_T)
いろはに、この先、馬乗りになって殴られるようなことがあっても(T_T)
それでも、生きてゆく
ですよ!(T_T)
来週は、いよいよ最終回ですね。(ちょっと寂しい気もしますが・・・)
で、昨日の回を観て思ったこと。。。
被害者家族が加害者家族を憎むのは当然な感情ですよね。
しかし、加害者家族も被害者家族を憎んでいたなんて・・・
これには正直、衝撃を受けました。
そして、私が一番共感できたシーンは、警察へ出頭する文哉に
双葉が飛び蹴りをして馬乗りになるところです。
私も一緒に文哉を殴っていました。
最終回はどうなるんでしょうか?
洋貴と双葉は・・・?
「それでも、生きてゆく」
答えはこのタイトル、そう思います。
でも、出産後、もしよかったら見てみて^^
観ないほうがいいんじゃないかと思うなぁぁぁ。
ドラマを作ってる人も、そんな簡単なきもちじゃなくて
もっと深い気持ち(うまくいえないけど)の部分を
見る人それぞれで考えてほしい部分もあると思う。
って、このドラマ見てないけどww
暗いから「いや」ならみんでよし、やな。
言い方雑でごめんねm(._.*)m