この場合の生産者は農の営みであれば有機農業などで市場競争に背を向け常に安全なものを供給しようと志してきた生産者のこと
また必ずしも有機農業ではなくてもより危険性を低減したものを供給しようとしてきた方たちもそうで線引きが難しい面も
現在の放射線被曝の現状の中で できるだけ放射能汚染された食材の出荷を避け、安全なものを供給しようとしてくれている方たちと考えた方がいい そうしたことが採算的に成り立つようにし、そうした方たち自身が増えやすいようにと考える必要があり
大事なことは
自分の農場や漁場などが汚染されてしまった方たちが
もの凄く悩み 苦しんでいるという事実
より安全なものをと考える方こそ悩みが深い
取りあえず出荷を断念している方も多い
現状でもより安全性の高い食材から流通しなくなり
より化学薬品や抗生物質などが多いものが多くなりはじめている可能性がある
非常に皮肉な状態
安全を心掛けた方たちが
真っ先に出荷をストップしている
そこまで徹底して考えてなくても
真面目な生産者の中にも深い動揺や不安が広がっている
何より出荷できるかどうかは死活問題に直結
しかしあまりに緩い基準でいいのか
生産者の間での亀裂が生じたりぶつかりも生じかねないこと
例 ある農家が
自らの農場の放射能汚染をつぶさに明らかにしたとする
とその周辺の農家も営農が苦しくなりかねない
放射性物質で汚染された地域の生産者すべてが
被災者であり被害者である
そうした認識を強め 深めていく
ある有機農家さんが語ってた
放射能汚染が基準値を越えたら補償があるが
越えななければ補償がないというのは
生産者としてあまりに釈然としない
自分たちは畑に毒を撒かれた
少ないか多いかではなく
毒を撒かれたこと自体が被害なのだ
自分たちに断りもなく「基準」を決めて
それ以下だったら売ればいいから補償しない
どう考えてもおかしい
人の家に毒のあるゴミを撒いたら
まず 謝るべきことではないか
できるかどうかに関わらず
ゴミの撤去は義務ではないか
あまりに納得できない
非常にまとをえている
出荷のための基準は 同時に補償のための基準にもなっている
だから生産者の側は 出荷しないと生活が成り立たない状況におかれている
それでも出荷を断念する方たちもいる
この構造に深い矛盾がある
今 必要なのは 生産者と消費者の直接的な結びつきを強め
総体としてこの国の中の食糧生産の安全性を高めるための努力を強めていくこと
放射線被曝の現状の中でいかに食の安全を守っていくのか
そのために必要なことの一つは
行政に頼らずに 生産者と消費者を含む市民の側で
まずは食料汚染の実態
農場や漁場の汚染の現実をつかんでいくこと
食の安全を守るためには
安全を守ってくれる人を守ることが一番近道
http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011
技術ある生産者を,代替え地に
昨夜のETV特集でも、除染の話は出ましたが、避難するという話は出ませんでした。
農作業しているおばあちゃんが外部被曝量1番でした。
ふるさとを失いたくない、という思いがあるのあh当然ですが
その思いを利用して、賠償を安く済ませようとしているのでは、とかんぐってしまいます。
知恵と技術のある農家の方を絶えさせないようにしなくてはなりませんね。