おばあちゃん
- カテゴリ:日記
- 2011/08/27 23:30:52
あたしの「祖母」が先日他界しました
96歳という 大往生でした
若い頃から病気や怪我で手術や入院を繰り返し
それでも退院すると元気な人でした
数年前に緑内障で手術したんだけど
実際明るさとぼんやり見える程度にしかならなかったようで
でも 手術しないより 絶対良かったはず
耳はもっと昔から「右」?が聞こえず
その辺は 「年のせい」 と医者に言われました
お裁縫が得意で 食べる事が好きで 甘い物が好きで
お相撲が好きで 出掛けるのが好きで
出掛ける時にはちゃんと「おしゃれ」してたなぁ
この2年 ほとんど寝たきりで 入院生活が長かった
痴呆が始まってからは 会うのも辛かった
4月の終わりに妹とお見舞いに行った時
看護婦さんから
「まだお見舞いに来てない方がいたら 今日明日のうちに・・・」
と宣告され
叔母達に来てもらってから 4ヶ月・・・
心臓は強かったんだよね^^
こんなこと書くのも何なんだけど
入院中の「祖母」を見ていて
見えない 聞こえない 動けない 食べられない わからない
こんな状態で「生かされてる」のが 可哀想だな・・・と
葬儀が終わり 月曜には 役所 へ国保と年金の手続き
死亡届一通出して 全ての手続きが出来ればいいのに・・・
父も言ってました
今はお医者さんも「やれることはやらなきゃいけないんだ」って
たくさん機械につながれて・・・
あたしは嫌だな・・って思った
だからかな
悲しいという感情はあまりなく
「お疲れ様 ラクになれたね」 そんな感じです
う~ん
みんな死ななくなったら
今以上に年金問題が・・・ って違うか^^;
苦しまずに自然に逝けたら 一番かもね
あたしも、それは思ったことがある。
見えない聞こえない動けない食べられないわからない
それで生きていたいと本人は思わないんじゃないかって…。
でもこればかりは…解釈もいろいろあるだろうし、正解はないんだろうな…
ただ一つ言えるのは、倫理だけが正しいわけじゃないと思う。
だから安楽死なんて方法もあるし
堕胎だって認められる現実もある
「人はみんな、自分の人生を生きている
その運命が楽しくも無く美しくも無く苦しいものであっても
人は自分の人生を生きるよりほかない」
なんかの本で読んだ言葉…
まだ、いろんな選択肢があるいまのわたしたちは、しあわせなのかもしれない…
おばあさまは自分の人生を生き抜いたんだ。本当にお疲れ様でした
そしてこれからがりんちゃんとご家族様は忙しくて、その忙しさに、
きっとのしかかるような悲しみを感じるのはすこし落ち着いた頃だろうけれど、
皆さんの心が想い出を胸に少しでも安らげますように…。
死ななくなれば
いいのにね・・・・。