Nicotto Town


グイ・ネクストの日記帳


短編リルル・ガランド誕生☆


「ぼうや、生きろよ」



金の冠を被ったおっちゃんの名前は「リルル・ガランド・ヴァルキュリアス」。

言うまでもなく、風の申し子、ヴァルキュリアス王家の王だ。

その娘を預かり、ボクはただ逃げることを選んだ。

ボクにはまだ名前すらない。

492564。それがボクの呼び名。

ひどい人生だ。ボクは「機械」になれなかった「できそこない」

そして人間ですらない。

ボクは何だ?わからない。

わからないがそれはそれでいい。そんなことよりも

大切なことがある。今は逃げることだ。

ボクは「兵器」として自分に与えられた魔力を使って逃げた

おっちゃんの娘を連れて。

空を飛び、川を歩き、走り、逃げて、逃げて・・・

また人を助けて・・・。その二人のために囮になって

ボクは逃げ続けた。

もう一人の自分に問いかける。

・・もうあきらめてもいいよな?

「まだよ」

と、無表情にそいつは答える。右の顔が半分壊れている女性。

でも間違いなくボク自身。

今は深く考えている暇もない。

「なら、名を名乗る。ボクはリルル・ガランドだ。」

「リルル、いいな」

「いい名だわ」

「マスターに従う」

何人いるか数えたこともないが、「もう一人の自分」は

うなずいてくれた。

それでいいのだ。とボクも思う。

ここからがボクの旅の始まりだ。

あい。
ps(続きません)。続きは書いているけど、まだ未完成なのでアップしません。














アバター
2011/08/22 04:53
”リルの創造。”  …楽しみだ、とても。
アバター
2011/08/21 21:09
 続きを楽しみに待っとくねっ(≧∇≦)/



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