夢見る惑星
- カテゴリ:日記
- 2011/08/21 17:07:20
あいかわらず地震(余震)が起こる東日本。
福島第一原子力発電所の事故で放出された放射能は徐々にその力を見せ付けています。
リーマンショック後世界経済のマネーは行方を失い、ドル売り円買いにより円は史上最高値を更新。
どこをむいても戦々恐々の日本。
昨年亡くなられた佐藤史生さんのマンガ「夢見る惑星」に問題解決の糸口が・・・
夢見る惑星あらすじ(大災害のみ)
科学の知識が庶民から忘れ去られ、その一方で予言や神託もまた民衆に対する絶対の支配力を失っている時代。
神秘の能力を受け継ぐ者は予知能力によって、科学の継承者たちは残されたわずかな科学力によって、大地が眠りから覚める兆しを予見した。
それは大陸をいくつもの陸塊に分断しようとする巨大な変動であり、人類を滅亡させるほどの大災害を意味していた。
前代未聞の災厄が到来することを知り得た者達は、自国、他国を問わず全ての人々を避難させようと奔走する。
一刻も早く、一人でも多く人々を救うため、大神官は豊かな土地を捨てさせ荒れ果てた未開の地へと人々を向かわせる。
それでは、お気に入りの台詞を紹介(多少アレンジしています)
「まず地震と火山噴火。これで大半の都市は壊滅するでしょう。それから、津波、洪水、旱魃、そのほかの気象変化。さらに、恐慌、飢餓、疫病」
「科学は国を富ませ人を啓蒙する武器ともなるのに、いまのそれは、形骸化した無力きわまる知識でしかない」
「やはり王ですな」
「王命をもって人びとを富貴の都より流浪の旅へと導くか」
「はたして王を説得できますかな」
「王は俊敏なお方、彼を説得できなければほかはもとより考えるだけムダだ」
「災害は来ます。王よ。神罰とは無縁ながら、人死ににはなんの変わりもない天地の大変動が」
「いったい、おれに何をさせたいんだ」
「だから遷都ですよ。それが一番早くてわかりやすい」
「いいか、仮に今おれがそう決意する。そしてだ。枢密院で半年、国民にわからせるのに半年、準備に一年、それから腰をあげてまあ三年だ。そっくり移そうと思ったら、どんなに急いでも五年はかかる。わかるかこの勘定が」
「いやいや、死に方としてなら流浪の果てのほうがはるかに過酷。しかしほんのわずかな生き残る望みがあれば、人はそれを選ぶべきです」
主人公の大神官の熱意と行動によって避難は成功します。
このマンガはパニック物語ではありません。作者の宗教観を交えた見事なSFです。
こちらこそ、訪問ありがとうございます。
生きることは、あきらめないことである・・・といにしえの作家も言っています。
ふむふむ・・・ふ~ん・・・・「ほんのわずかな生きる望みがあれば、人はそれを選ぶべき」
いい言葉ですね(^^)
日本列島には原発が多すぎます。これ以上類似事故が起こったら住めなくなってしまう。
このことだけはなんとしても避けたいです。
「夢見る惑星」以外にも「ワン・ゼロ」などお薦めです。
やっぱり持ってましたか!同世代ですね^^
いつ読み返してもあきません。
第2のニッポン列島改造計画が必要なのかしら。
原作、面白そうですね。
この方の作品は読んだことないので、
読んでみたいです。。。
読み返そうかな。。