桐の箪笥
- カテゴリ:日記
- 2011/08/21 12:16:15
実は子供の頃、木造だった我が家が全焼したことがあります。
全焼と認定されたので、保険金が全額おりて
新築の、前より立派な家ができて、火事は悲しいできごとだったけれど、
まだ思い出の少ない子供のわたしは何もかも新しいものになったので、
不謹慎にもそれがちょっとうれしい経験でもありました^^;;
その火事の時、びっくりしたことがありました。
一応全焼、ということで、見た目何もかも燃え尽くして
何もない感じにはみえるのですが、
物ってけっこうそっくり残っていたりするのですよ^^;
箪笥系、
特に桐の箪笥・・外側は真っ黒焦げですが、
中は耐火金庫のように全く無事でした^^
本棚の本たちも、一見真っ黒こげなのですが、
隙間なくびっしり詰まっていた本棚の本は、
背表紙だけ焼けてやっぱり無事でした。
特にケース入りの本やカバー付きの本だと
ケースを外したりカバーを取り除くと中はそっくり大丈夫な物
がありました。
要は空気が入り込む隙間があるかどうかが分かれ目のようです。
なので箪笥の気密性も大事ですが、
普段からきちんと引き出しや扉を閉めてあるかどうかが
鍵になるようです。
ただ、そっくり無事だった本も洋服も、
火事独特の焦げ臭い強烈な臭いが染み付いていて
その臭いは容易には取れませんでしたが・・
そのものすごい臭いが気になってせっかく残ったのに捨ててしまった
物も沢山ありました。
うちには桐の箪笥も2つほどあったのですが、
噂に違わず完璧に中の物は無事でした^^
しっかり閉じられた箪笥や引き出しの中はそっくり残っていたので
家や土地の権利証やその他、大事なものは
ほぼそっくり残って見つかったのでうちはかなりラッキーだったといいえます。
それにしても、地震、火事、津波・・
まさかこの3つとも生きているうちに経験しようとは
思いもしませんでした^^;
火災保険・・
全焼、半焼では全然額が違うので全焼認定でラッキーだったと思います。
半焼でも結局何も残らず水でだめになってしまうし、
取り壊し費用もかかるので大変だときいたことがあります。
それにしても、火事がお昼くらいに起きて、夕方には保険会社が来ていたという
話はびっくりしました^^;
そうですね。
子供の頃はどれも自分とはかけ離れたできごとだとばかり思っていました^^;
へえ・・・
直後だと温度が高すぎて、ということなのでしょうか?
すごいですね^^;
へぇ~箪笥や本の中は無事なんですね。
でもさすがに臭いはついてしまうんですか><
家族や大事なものが無事でなのはよかったです。
いろいろ大変な経験をしてるんですね><
火災直後に耐火金庫を開けてしまうと、中のお札のお金や紙類は燃えてしまうという話を、TVで見たことがあります・・・。
火事の時、家には誰もいなくて両親も遠い所にいて
火事の現場を見たのは学校が近くて連絡のついた私だけでした。
担任から行ってみるかどうかきかれて、
とても自分の家が火事とは信じられなかったのですが、「行く」と答えました。
いったら恐らく一番燃え盛っている状態の時だったみたいで
実際ぼんぼん燃えている自宅を見ても、現実とは思えませんでした。
圧倒的な火の燃え盛る有様は感動するほどで、言葉も出ず呆然という感じでした。
自分の家が燃えている、ということも忘れてしまうほどでした。
だれもいないところでの火災で、当時放火もいくつかあったので結局不審火、といとになりましたが・・
火事の教訓は大事な物は引き出しかなにか、空気の触れないところにしまうということと、
引き出しはきちっと閉めること。
そしていい箪笥をひとつ持っていること、かな^^;
火事、子供だったから、まだ悲しいほどの思い出もなくて
色々失ってがっかりはしましたが、大人に比べると子供って
楽天的だし順応が早いのかもしれません^^;
ご家族が無事なのが何よりでした。
たんすの中が無事とは・・気密性があると燃えないものなんですね
でも、大切な物が無事で良かったです(*´ω`*)
もちろん、シシルさんも♪
私は『地震』しか経験していません。
この生きてゆく人生の中で残りの2つが経験するかもしれない…。
そう思うと怖くて体の震えが止まりません。