富士山登り記2
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2011/08/13 18:20:32
周りがざわざわしたのに目覚める。
もしかしてもう起きる時間か!?と飛び起きたのだが、まだ10時半。
なんとこんな時間にやっと着いたツアーだったらしい。
うわあ、大変だなあ。
寝床に戻ると、子供が「具合が悪い」と言う。
私は寝たら体が温まってかなり体調が良くなったのだが、彼は逆に一眠りして酷くなってしまったらしい。
一度外に出ようということになり、外に出ると星がきれいだった。
けど、寒い。
他にも具合の悪い人が、外に出たり入り口近くでうずくまっている人がいる。
ずっとどこかで酸素を吸う音がする。
山小屋の人に「高山病になったら寝ないほうがいい」と聞いていたので我慢しておきていたが、よく考えると昨日もほとんど寝ていない。
寝不足も高山病には悪かったはず・・・この場合は寝たほうが歩ける確率が高まるのでは? 子供も眠れそうだと言うので12時、寝床に潜る。
5分後、彼の寝息が聞こえてきたが、逆隣のお嬢さんが人の上に乗り込んできたのでこちらは全然眠れない。
何しろ、一人分のスペースは寝袋の幅しかないので、ちょっと寝返りを打つとこういうことに^^;
しばらくすると息子までが領土を侵犯してきたので私はもうどちらにも動けない・・・眠れない。
1時までの時間が遠かった・・・。
電気がつく。
子供がとりあえずがんばってみると言うので、行ってみることにする。
荷物は宿に預けた。
預けられる宿だったのだ。
階段を10メートル。
それが彼の限度だった。
高度順応がどうしてもうまくいかなかった息子は、そこで吐いた。
それから後5メートルだけ先に進んだが、そこでギブアップ。
一緒に戻ろうと言ったが「ママは上まで行ってきて」「俺は宿に戻れるから」と言うのでそれに甘える。
一緒に見れないのは残念だが、ちょっくら行ってくらあ。
2時頃歩き始め、4時ちょっと前に着いた。
富士山名物の渋滞というやつで、のんびりしか歩けないのは私には好都合だった。
高度差たった300メートル。
だが高山病の時にはこの高度差がどうしても登れないのは知っている。
もっと下で高度順応させてやればよかった。
今回のこれは、私の落ち度だ。
私も頭痛や吐き気や手の痺れはあったが、こういうのはアドレナリンで結構どうにかなるのを知っている。
他人にそれを強要は出来ないが。
風呂のとき、同じバスの女の人たちが「山小屋でもシャワーくらいはあるんだと思ってた」「トイレに行っても手を洗うところすらないのにびっくりした」と言っていましたが、私も富士山って本当に禿山なんだなあと思いました。山小屋、狭かったです^^;
神無月さん
7合目までは子供のほうが早くて、体力の差を感じました。
少し対等になってきて、でもまだ気力では負けへんでーと叫ぶおっちゃんのようにあがいてます^^;
レガオさん
彼も悔しさが出てきたらしく、再挑戦をしたいようです。
うちも蓬莱間辺りで泊まれば良かったかなあ。
次回は勝手がわかったので、登頂を目指します。
私は自分の車で吉田口五合目まで行き、確か正午過ぎ発で18:00過ぎに蓬莱館着だったので、グリコ組よりも少しゆっくりぐらいのペースでした。高山病の症状は出ませんでしたが、体調や個人差でいろいろですね。
>「ママは上まで行ってきて」「俺は宿に戻れるから」
いい息子さんですね・・!!
やっと子どもさんとこういうことができるようになってきてよかったですね・・!
でもglycogenさんが登頂できてよかったです。
山小屋がせまいというのは聞いてましたが
本当に狭いのですね。
下山する時はまたどうだったのか、続きを楽しみにしています