町内会奮闘記4
- カテゴリ:30代以上
- 2011/08/12 20:56:42
お祭り編
20年前に住んでいた町内の町内会での事。
お祭りが終わった後、大人達のご苦労さん会が開かれます。
まあ、今で言う打ち上げ。
其れの準備は婦人部の仕事で、
当時は割と大きな家は大なべが一つか二つはあって、
其の家で煮しめを30人分位煮たり、
枝豆をたくさん煮たり、
そして豚汁を30人分位似たりしました。
暑い中、ガスコンロ二つに大なべが乗っていて、
年配の指導の下に作るわけですが、
町内会長をする家とか、副会長さんとか、
三役の家は大概そう言った物が当時はそろっていて、
場所が町内の会館を借りても、ある程度の仕込みは
三役の家のどこかで年配の婦人部の役員さんの指導でします。
それがまさに嫁と姑の関係。
こんにゃくは実家では手でちぎります。
包丁の味はこんにゃくの味をまずくします。(知ってましたか?)
それを注意されてますが、私は手でちぎるのは身内だから食べれるけど、
中々若妻層は顔を見合わせて、「包丁で切った方が気持ち的にねぇ・・・」と
こんにゃくに手を出しません。
そこで私が湯呑を借りて、湯呑でまな板の上のこんにゃくを削るように手際よく押し切り。
此れだと、包丁の鉄で切られた味がこんにゃくにせず、それでいて、手でちぎった感じの後も残らず中間あたりです。
で、年配のおばさんに「まあ、良いアイディアだこと」と言われると若妻軍団から
すかさずハブされる。
二つの大なべを焦げないようにかき混ぜる役を一人でこなす羽目に・・・。
しんどいので若妻軍団に付く事に・・・・。
で、若妻軍団の来年はオードブルを業者に変える交渉に後ろの方で加わる。
叔父さん達が「何でも、『はい』と言っていりゃ良いんだ」と言う忠告も聞かず、
年配おばさん軍団と言い合い。まさに嫁と姑の争い。
で、「貴方達がいつかいなくなったら、
どこの家にも大きなお鍋を持っている家がありません。
その時はどうするんですか?」
「いずれどこかの家が買えばよいでしょう。
私たちはそうしてきたんだから」
「町内会費で出るんですか?個人負担ですか?
そんな事、誰かの家に負担はかけられません。」
まあ、シビアな言い合いの末、来年からオードブルに・・・。
実家に帰った時にちょうど叔母が来ていて、二人にその話をすると
叔母は「いざとなった時に焦がして鍋一つと煮物をダメにするさ」と
吐き捨てる様に・・・。母は恥ずかしそうにうつむいていた。
今度の東北の震災で自衛隊が来れる場所と来れない場所がある。
その当時、どこかの家に在った大なべで何十人分もの煮物や汁物を
助け合って作っていた所は普段祭りの後の「ご苦労さん会」で
年配の人の指導の下に大なべでの料理の仕方を伝えられていたんだろう。
私たち、業者にオードブルを頼むのに変えてしまった年代です。
湯飲み茶わんで押し切りをして見て下さい。おいしいですよ♪
そうですね。一昔前は和気あいあいと作っていたのでしょう。
でも、どこにでも口うるさい叔母さんと集団でいい返す若い人達がいるのですよ。
その点、男の人達は縦社会に慣れているのか、脳のつくりが違うのか?
案外、脳が男は社会的に集団で狩りをするようにできているのかも。
女は映画館から出ても方向音痴になりますから、目先の事しか考えられない様に作られているのかも。
そうよ、脳みそのせいなのよ。決してわがままじゃないのよ。
みんなで、和気あいあい、楽しく作ってるもんだと、、、
いろいろ料理を覚えるチャンスでもあるのに、、、
鍋と言えば、山でカレーを作っていて、そこに作っている先輩の汗がポタポタと、、、
誰も文句言わず、普通に食べてましたけど。
こんにゃくも、どうせ煮ちゃうのに、けっこう神経質なんだねえ。
そんな状態になったら、即刻仮病になります。
私は人様が作った物を褒め倒して、また作らせるタイプで・・・^^;
初めての経験でしたが、二人でなんとか作れましたよ^^
いざとなれば、食材さえあれば、何とか出来るんじゃないですか?
あくまでも、食材が有っての話ですがね;;
人間は、食に対しては、必死の努力が出来るものと思います^^;