書斎曼荼羅
- カテゴリ:小説/詩
- 2009/05/06 00:06:52
家が片づいたらなぁ、と野望だか希望だか妄想だかを述べ立ててみましたが、さて。
思い出したのが『書斎曼荼羅——本と闘う人々』磯田和一(東京創元社刊・全2巻)のこと。
作家を中心に学者・翻訳者などどうしても本が増えてしまう人々の書斎や仕事部屋、時によっては住居そのものが、イラストレーターである著者のイラストと文章で紹介されている。
本のサブタイトルから笑っちゃうけど、いや、もう闘ってます。
天井から床まで「みつしり」(と、京極風に)と書棚くらいはありがちで、移動式スチールの巨大書庫あり、冗談抜きになだれが起こる大山脈あり、クロゼットに詰まる限りの本とか、中には床に本が敷き詰めてある(特に丈夫な本を選んでびっしり詰めてあるので本が潰れる心配はないそうな)ケースも。
皆さん涙を呑んで本を整理したり、処分したりしたりしていても、ここまでなる。
仕事絡みとはいえ、いや、仕事絡みなのもあって、お金をかけて環境も整えて、取り返しがつかなくなっている。
もう、うらやましいったらない。
このとんでもない書庫群・書斎群の主たちも、これを訪ねることが出来た著者(書庫のうちのひとつの主ですが)も。
主たちを反映して、書庫・書斎たちも個性豊かで楽しい。
ただ、取り返しがつかない感満載だけど。
……皆さん、色々限界が近そう。
(たとえば京極夏彦の書斎の移動階段梯子、中に本は詰めないと誓っている旨書いてあるけど、最近どこだったかで本が詰まってる写真を見たような……)
インテリア雑誌の小奇麗さ・お洒落さとはほとんどの書斎は別ベクトルの上にある。
でも、こっちの方が居心地良さそう。
いつかなぁ、いんてりゃーな生活は無理でもこっちはなぁ、としみじみ思う。
書斎……いつか出来るのだろうか? 居間の端っこで本読んだり物書いたりしていますw
稀覯本の類は無いと思います。けど、最近の絶版ペースが速すぎて、入手難になってる本もあるのかな?
そう思うとますます本を手放しにくくなります。なんだかなぁ……
ぢょほほんさま
「読めない本はただの紙束」と口にしてた人間ではあるのですが……
正直、量がスペースを凌駕しつつあります。
だからといって一度処分すると二度と出会えなかったりするわけで。
整理収納本とかで『文庫本百冊を処分すれば1メートルのスペースが空きます』
と書いてあって、「百冊の置き場のために1メートルのスペースを作るんだよ!」とわめいた憶えが。
前の引っ越しまではほぼ把握ができていたんですけどねぇ……
泰山娘娘さん
状況はほぼ同じかと。ただ、立て替えどころか家を手に入れなきゃいけないけれど、
頑丈なところにしないと傍迷惑だし、危険ですよね〜 重いんだ、本。
さくら+さん
文庫本を書棚に置くときは背を前に向けて並べません。
ティッシュBOXで作った箱に詰めた上で表紙を前にして書棚に入れます。
これだけで数倍収納できますw
それにしても、学者さんの書棚はすごいことになってしまいますよね〜
国文学系も(量が)怖いですが、国語学系は想像を絶します。
生きている言葉が研究対象だから、どんな駄本も捨てられないw
ながつきさん
すこし前の本なので、店頭に残ってるかな?(この辺が本を手放しにくい原因ですね〜)
京極氏の書斎は垂涎の的ですよね〜 きっちりと整理された大量の本、趣味にも走ってるし
(水木さん関連とか)夢のまた夢か〜
昔、なにかで、京極夏彦氏の書斎を見て、うらやましいいと思った記憶があります。
うちではほとんどの本が押入れに詰め込まれた悲しい状態にあります・・・。
壁一面の本棚、あこがれです~。夢のまた夢。
書斎とは言わないまでも、何とかうまく収まらないものかと
皆さん共通の悩みですね・・・
「渡辺篤史の建もの探訪」あたりで
壁一面の作り付け書棚なんか見ちゃうと
家を建て替えたくなります(ヾノ・∀・`)ムリムリ
他の部屋にはみだしまくってます><
将来、自分たちの家が持てるようになったら、私設図書館ぽくしたいよねー、
とか、ほんとに夢物語を話し合ってたりします(笑)
そういう方はお仕事だから仕方ないんでしょうが・・・
個人的には、どれだけ蔵書が多くてもよいのですが、整理は絶対にしないとだめだと思っています。
本は持っていても読みたいときに読めなければ全然意味がないと私は考えています。
散らかっていて取り出せないとか、山積みになっているから下の本が取り出せないとか、もはやどこにいったかわかんないとか、それはその本を持っていないのと同じです。
ある意味、本がかわいそうだなあと。
読書好きな方は、それ相応の広さの本の保管スペースが必要なんでしょうね。
本を借りに出かけたいです(爆)
いや、本読むために引き篭もってもいいというなら、
何日かおこもりしてみたいなぁ
すかさはさん仕様の書斎面白そう!