Nicotto Town



ジム・ヘンソンの不思議の国の物語

自宅鑑賞メモ。

E・ネスビットが100年前に書いたエブリディ・マジックのイギリス児童文学「砂の妖精」の映画化。

子供向けのファンタジー映画。期待してはいなかったとおり「砂の妖精」でもジム・ヘンソン風でもなくて、
子供だましのようですが、楽しかったです。主演のフレディ・ハイモアもよかったです。

なんていうか、いかにも大人が考えそうなステレオタイプの子供たちが、
映画『ナルニア国物語』でナルニアには行かずに、願いをかなえてくれる砂の妖精に出会っています。
映像もストーリーもキャラクターも、映画『ナルニア国物語』までのレベルにはないですが。

映画のサミアド(砂の妖精)の、ものすごく嫌々、子供たちの願いをかなえる様子がおもしろいです。
願い事は一日つ。効力は日没まで。

邦題はめちゃくちゃです。どこから”不思議の国”を引っ張り出したのやら。
さらに”ジム・ヘンソンの”は真っ赤な大ウソで、故ジム・ヘンソン氏はまるで関係ありません。
制作がジム・ヘンソン・カンパニーもウソ。サミアド(砂の妖精)のデザインだけだそうです。
「ジム・ヘンソンのストーリーテラー」のような雰囲気のカケラもありません。

原作を読んだのは、はるか遠い昔の小学生低学年のときなので、実はそれほど覚えていません。
願い事はまともにかなうことはなくて、困ったことになるんだけど、なんとかなっちゃう。
願い事がかなって、消えて、いつも通りの生活は続いている繰り返し。
楽しく読んだ記憶はあるけど、なんだかとても現実的に感じて、あまり好きではなかったような?
願い事が簡単にかなうほど人生は甘くないと、身にしみすぎるほと身にしみてる今、
「砂の妖精」を読むと、どんな風に感じるんでしょう。
いつか読み直したいと思っている1冊です。

そういえば同じ原作を元にNHKでつくられたアニメ「おねがい!サミアどん」が楽しくて好きでした。
初めて見たときは、サミアどんのあまりのかわいらしさに、これ違うだろー叫んでいましたが。
大幅にアレンジ?されて、サミアどんと子供たちの繰り広げるドタバタコメディ・アニメになっていました。

【Five Children and It】2004イギリス

アバター
2009/05/07 22:14
>ちはやサマ 邦題からはまったくわかりませんよね。
でも、タイトルが「砂の妖精」じゃないのは、ある意味正しいのかも?
アバター
2009/05/06 21:11
あぁ、「砂の妖精」の映画化だったんですね。
邦題からじゃ全然分かりませんでした^^;
CMを見ても連想させるところもなかったですし、
あんまり原作とかけ離れてるなら
割り切って見たほうがよさそうですねw



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