35℃を超える猛暑日にこそならないけれど、30℃以上の真夏日が
続いています。今日もきっと30℃を超えたことでしょう。

　35℃前後の暑さが続く地方の皆さんから見れば、なんだ大した暑さ
じゃないじゃないか、と思われることでしょう。

　まあ、気温だけの比較では、確かにそうなんですが、北海道ならではの
暑く感じる事情もあります。

　札幌のエアコンの普及率は、昨年の時点で15％だそうです。大多数の
人達は、エアコン無しで、夏の暑さを我慢しています。これは、北海道の
人達が、お金が無くてエアコン買えない訳ではなく、一昨年あたりまでは
エアコンの必要性を感じないような、夏の暑さでした。去年の猛暑の経験
から、その後普及率も上がっていると思いますが。

　札幌の地下鉄には、クーラーがなく、扇風機が回っています。役所や
会社でもクーラー無しのところも結構多い。
　喫茶店、ラーメン屋、居酒屋なんかの飲食店でも、小さい所はクーラー
無しです。クーラー無しのお店で、ラーメン、ジンギスカン、カレーなんか
食べるのは、勇気が必要です。

　そんなこんなの理由がありますが、何より身体と気持ちが暑さに慣れて
いません。北海道でも夏の暑さはこたえます。

　その一方で、最近次のような話をテレビでやっていました。
　釧路市では、夏の間、本州方面から長期滞在の避暑客を増やすことに力を
いれていますが、貸し部屋（家）にはストーブが付いており、滞在客に使い方を
教えるのだそうです。真夏でも時により、ストーブが恋しくなるような日があるから
だそうです。
　北海道は広いから、そんな所もあっても不思議ではありません。