東京電力の株価が410円
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- 2011/08/07 04:44:38
世の中には説明のつかない相場の変動があります。
東京電力の株価がそうではないでしょうか。
震災前2163円だった株価が183円まで下がったのに、そこから597円まで上昇したのです。
経済の専門家は何やかやと株価の変動に理由を付けます。
東京電力の株価が一時上がったときには
「九州電力の原発が再稼動しそう、という情報で上がった」と解説しておりました。
九州電力の原発再稼動と東京電力に何の関係があるのでしょう。
その後、原発再稼動は菅総理のストレステストでぶち壊しになりました。
しかし東京電力の株価には影響しませんでした。
つまり原発再稼動と東京電力の株価には何の関係もないのです。
政治家が「株主の責任」を連呼して、東京電力の株が危ないのでは、という時でも株価は動きませんでした。
原子力損害賠償支援機構法が決まったときにも株価は動きませんでした。
経済の専門家は株が上がるか下がるかは言いませんが、変動した後にもっともらしい理由だけは付けます。
それでも東京電力の株の乱高下を説明する専門家はいないのです。
http://blog.livedoor.jp/kabutocho_hourouki/archives/1444399.html
今、検索したら「東電の株価は理論値1000円」という予測を発表した人がいました。
ともかく株主に配当を出せる可能性のない企業の株が現時点で410円というのは、高すぎるのではないでしょうか。
これだけの大惨事を起こしているのに、株価が上がるというのも納得がいきませんよ。