Nicotto Town



Ai

Autopsy imaging:死亡時画像病理診断のことです。
現在放映しているTVドラマ「アリアドネの弾丸」にもでてきますね。
原作の小説家 海堂尊さんは、独立行政法人放射線医学総合研究所重粒子治療センター病院Ai画像診断推進室長でもあり、この分野に格別の思いいれがあるようです。
Aiは、Computed tomography(CT):コンピュータ断層撮影やMagnetic resonance imaging(MRI):核磁気共鳴画像法などによって撮影された死後画像で、死亡時の病態把握や死因の究明などを行います。
CTは人間ドック等でも行われており、画像を見た方も多いと思います。

昨年他界した叔父も、一人暮らしだったため、警察の死因究明にAiが使われました。
一人暮らしなどのかたが死因不明でなくなった場合、必ず警察が介入します。
死体の解剖による死因究明は、遺体の損傷を伴うため日本人にはなかなか受け入れがたいものです。
Aiであれば、遺体にメスを入れることなく死因究明ができるので、これからの主流となっていくのではないでしょうか。

興味をもたれた方は、「死因不明社会 Aiが拓く新しい医療」(講談社ブルーバックス:海堂尊)を一読することをお薦めします。小説の登場人物の対話などがありちょっと変わった解説本ですが、海堂さんの小説が好きな方にはたまらない魅力でしょう。

ところで、断層撮影を進歩させれば物質の再構築装置もできるのでは・・・という考えにとらわれてしまいました。
SFでよく出てくる転送装置ですね。
体を構成している物質すべてを断層情報として得ることができれば、再構築装置に存在した物質を投入してオリジナルと同じものが復元できる。
将来の医療は、この断層情報を加工して再構築することで行われたりして・・・


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2011/08/05 07:52
>カトリーヌさん
第四間氷期は大昔に読んだので、内容をほとんど覚えていない^^;
この小説を知っている方の年齢はかなり高いはずですが@@
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2011/08/05 07:47
>Necolaboさん
Artificial intelligenceではありません^^
死後にはっきりするというわけではありません。
良性腫瘍か悪性腫瘍かの判断は難しいのかもしれません。
腫瘍マーカーの検査で大体わかると思うけど、アバウトが嫌いな先生だったのでしょうね。
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2011/08/05 01:59
再構築装置・・いいですよね、そういう人体コピー装置。
100%コピーではなくとも、少なくとも診断のためなら、
病理診断に必要な情報だけで、構成した粗いコピーでいいわけですから。

たしか、安部公房の小説「第四間氷期」に、
そういう人体情報をコピーして、機械の上に再構成する装置が
出てきた記憶が・・ちょっと、記憶あいまいですけど(汗)。

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2011/08/04 21:15
のめさんが、Ai というかから、人口知能の方かと思いました^^;

私が去年、お腹のMRIを受けたとき、「デルモイドと『思われる』」にとどまり、実際に切って病理解剖するまでは本当の所はわからない・・・と繰りかえし言われた時に、不思議に思いました。
こんなにはっきりした画像なのに、なんで「確定」できないんだろう・・・って。
死後ならはっきりするということは、磁気やX線の他に、生きているウチには使えない何かがあるのかな?
その本、気になってきました^^



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