☆いるか座
- カテゴリ:その他
- 2011/08/02 00:41:34
わし座のアルタイルの少し東側で、こぎつね座の南側の夏の天の川の近くにあります。小さな菱形をした4つの星が頭になり、望遠鏡を使えば結構簡単に見つかるのですが、暗い星ばかりでちょっと分かりにくいでしょう。
また、α星とβ星には面白い話しがあります。この二つの星には、スアロキン(Sualocin)とロタネブ(Rotanev)という名前が付いていますが、これを逆に綴るとNicolaus Venatorとなります。これはイタリアのパレルモ天文台の天文学者ニコラス・カシアトーレの名のラテン綴りです。つまり、この天文学者は自分の名前を星に付けました。
ギリシャ神話では、竪琴の名手アリオンの命を救ったイルカといわれています。アリオンは、ある時シチリア島の音楽コンクールに出場し、みごと優勝しまして、賞金を受け取りました。そして、アリオンは帰りの船に乗り込んだのですが、賞金に目のくらんだ船員達はアリオンを海に突き落として賞金を強奪しまいました。すると、そこに一頭のいるかが現れ、アリオンを無事故郷の港までつれていきました。それを見ていた、ゼウスはこのいるかを天にあげて星座にしたといいます。
また、海の神ポセイドンから海の妖精アンフィトリテをさらって来るように命じられたイルカであるという話もあります。
とっても微笑ましいお話を聞かせていただきましたv
夜、空を見上げますがオリオン座しかわかりません・・・
もっと星を見つけて星座が分かるようになりたい・・・
できませんものね・・・。いいアイデアだと思います。
それにしてもマイナーな星座を紹介しますねぇ。
昨晩いるか座探しましたが、星一つすら見えません。アルタイルがやっと見える程度でした。
何かあったとき、誰かを天に上げ、星座にするという発想って
日本人にないものだなぁ。。と、いつも思います。
かぐや姫やうさぎさん、
和歌にも月がよく持ち出されていますが、
星はそうでもないですよね。
ギリシャを含む西洋人は星に想像力を膨らませるけれど、
どちらかとうと、日本人は星よりも
月に想像力を膨らませる文化なんだろうなぁ。。と思ったりします。
私星座の神話とか好きなので、いるか座の神話が聞けてうれしいですw