手術に立ち会って、見舞いして、戻って来た。
合間に、どさくさ紛れにかき氷かっ喰らったりもしたのだが。

そういえば昔、学生時代にだったか、かき氷を食べた後で冷房の利いたショッピングセンターでわたしが、寒いのを通り越し身体が痛くなったことがあったね、なんて話になった。
（そこが冷房効き過ぎだったようで、他の人もそれぞれ震え上がっていた）
もともと冷え性でいっとき医者にかかったりもしていたが、これには本人も驚いた。端から見ても真っ青で血管浮いていてビックリするような有様だったようで、しっかり憶えられていた。

当時、母が心配して言った言葉を憶えている。
「頑張って勉強してるみたいなのに、成績が振るわないのは、血のめぐりが悪くて、頭に血が行ってないからじゃ……」

……おいおい。
なんか、ひどい言われよう。

真剣に心配しての言葉だったようだが、口にした当人はまるきり忘れていた。
「そんなバカな。記憶にないよ。吹きそうになったw」
と笑っていた。

いや、言ったのはあなたですって。

昔から、お笑いのネタだったようで。
ずっと、どうやらこの調子だったらしい。
でも理由がやたら自分だと、さすがに微妙な気分。

でも、笑いが多いのはいいことだよ、うん。……多分、きっと。