これは、私じゃない!
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2011/07/21 20:19:24
海外旅行と言えばパスポート。
以前は5年だったのですが、あまり行かないうちに切れたので、
2回目は10年に挑戦。
其の頃にはパソコンがあったので、パスポートの写真の撮り方と言うのを研究して行って、スカートの上に白いハンカチを置くと「レフ版」の代わりになって良く映ると言う事で、パスポートを申請する所でも写真が撮れるが、良い写真が撮れないので、しかも写真屋さんで取って貰った方が良いとの事で、近所の写真やに取って貰った。
勿論スカートの上に白い葬式用のハンカチを用意して広げて撮ったにもにも関わらず、此れがプロかと疑いたくなるようなひどい写真。
確かにその日の50分後にできるのが「売り」なんだけど、金額の割には、3分間写真と変わらない出来栄え。よく平然と写真屋と言えるなと怒りに震える。
「これって、3分間写真とどう違うのですか?(勿論2度と来る気はない)」「要するに3分間写真の機械がやる所を人間がやっただけですか?」
映したのもアルバイトの様な女性。
私は若い時カメラマンを目指した時期があり、写真館に努めて、助手をやったけど、そりゃ当時は厳しかった。先生と呼んで、あの重たい機材の入った荷物を下げて、車に積み込んで、それを下して、結婚式場に運ぶのも助手の仕事。
3脚を立てないで手で持ったカメラで写される時から、「えっ?」と思ったけど、今はカメラがよくなったのかなぁと思ったけど、どう見てもぶれているし、顔がてかっている。
映した女性が居直って、「顔は最初からてかってました」と平然と言い放った。
「それを光の加減で写し方で工夫するのがプロでしょう!」
金を払ったが、これはアルバイトのどうでも良い奴の履歴書に使うことにした。
やっぱり、本格的な老舗の写真やじゃないとダメなんだ・・・。
そこで高いけど、そこでも証明写真はやっているのでそれなりの写真屋に・・。
見るとやはり、リクルートスーツを着た女性や男性が待っている。
本気の就活はこうなんだと思いながらも、写真を取って貰って、更に私は写真屋に努めていた経験があるのだ。
つまり、目をつぶっていた人の目を開かしたり、あばたを消したりとした修正の仕事も何年かやった。
で、もって、「若く見える様に修正してください・・・。」と肩を片方だけ少し上げてニコって微笑んで、頼んで帰ってきた。
勿論数日後に取りにいかなきゃならない写真屋。
で、持って出来上がったのを見て、やっぱりちょっと違う。少し老けていると思うのよね。
う~ん・・。で、何が悪いのか写真を見て考えた。
目が二重じゃないからだ。あ~あ、普段は疲れたら二重になるのにぃ、その時はゆっくり寝て肌の方を優先したために二重の目になってない。
で、もって、昔取った杵柄。自分で二重に修正することにした。
で、なんとか、二重に修正してパスポートの申請に。
見破られてしまった。腕がにぶっていたのか!完璧だと思ったのにぃ。
が、男の人がバタバタと二人来た。事情を聴きたいと言う。
事情も何も、若く見せたいに決まっているじゃない!
10年も使うのよ!
あんた、私は絶対に撮り直しをしないと言う、免許所の写真だって、頑張って取り直しさせたんだから!(たまに粘るおばさんが居て、月に2~3人、ごねて泣く人もいるそうだ)
私は、抗議をして、頑張った。絶対にありえないらしいけど、何でも番号がどうのこうので、どうのこうのでできないそうだが、つまりそれだけ免許所は本人の証明と言う事で、保障をする役目もあるので、写した順番の番号と写真は記憶されているらしい。
だからタスポの写真は本人証明に使われなくて、免許所が本人確認に使われるのはそれだけの事がされているのであって、不正に免許所を作れないようになっているから、取り直しなどありえないらしい。
パスポートの申請の場所で別室で話を聞く所を「面倒だから、此処でいいでしょ!」と、断る。
「若く見せたい」と説明するのに、なんで別の部屋に行かなきゃならないのか理解できないと理由を言う。
其のおじさんが、犯罪で私を逮捕すると言う。
?「へっ?はい?なんでぇ~・・・?」
「若く見せたいと思う事が犯罪なんですか!?」としん~じられない論理。
「そうではなくて、其の行為です。写真を修整した事です。」と若い男。
「犯罪に使うために偽装パスポートを作る手口として写真を修整するわけです。
それを防ぐために写真を修整する行為そのものが犯罪になるのです」とおじさんの方。
で、パスポート申請の場所にある写真コーナーで写真を写して、すぐにできて、持っていく。
できた写真を見て「これは、私じゃない!」絶対に違う!
で、二つの写真を見せて、「どっちが私に似ていると思います!?こんなの私じゃないでしょ!」あっさりと二人ともパスポート申請の写真場所で撮った写真を指差した。
唇をつぐんで睨みつけたけど、「では、此れでパスポートを作りますね。」と、あっさり書類と一緒に持って行った。
修正を見破った女の人は気の毒そうに私を見ている。
で、「10年たてば、写真の方が若くなりますから」と慰めてくれた。
で、なんとなく、納得して帰る。
でも、あの写真は今でも見るのも嫌!
プロの写真屋さんは普通にそれをやってます。
レンズに目に見えないほこりがついていても、白い針の穴程度の空白で写真が写らないのです。
それを全部直します。
今はコンピューターで画像を大きくして周りの色に合わせます。
昔は絵具で虫眼鏡でものすごい細い筆でまわりと同じ色を白い紙に何度も作って、写真の針のぽつぽつとできている様な部分を消しました。
お見合いの写真も微妙に唇の端を少しだけ濃くして、ちょっと微妙に表情をあかるくしたり、眠った様な目を微妙に少しだけ瞼の下にものすごく細い線で(筆の毛一本と虫眼鏡で)入れたりします。
ほら、震災でぼろぼろの写真を写真屋さんが修復するでしょう。あれです。
でも、プロの写真屋が見ると勿論解ります。
私はよく他の写真館の写真を何時間ものぞいて見合い写真のどこを直して、よくしたのかをガラスに張り付いて勉強しました。大体はポイントがあるので解ります。(1年くらいたった時は)
私は、写真館に努めていた時(40年位まえ)は、女性写真家を目指してましたので、1年後には先生(所謂写真屋さん)にある程度の仕事を任せられる位になってましたから、これなら大丈夫と思ったのですが、腕が鈍ったのか、相手もプロなのか、見抜かれてしまいました。
大変だったんですよ。本格的な写真館にも行ったので書類を出す日にちも時間もぎりぎりだったのです。
で、私はそれで通ると思ったので頭もぼさぼさ、着ている服も地味で丸首。
そこで美容院に行きたいと言って、まず一番近い美容院を電話帳で調べて、電話したけど、混んでいて、とても無理で、其処に居た女の人にカウンター越しにペンダントを持っていたら貸してもらえないかと乗り出して声をかけて。
誰も返事をしてくれなくて、写真を撮る場所に行ったら、相変わらず3脚も無い手でカメラで写すタイプ。
せめてレフ版が欲しいと言って白い紙をA4でも良いから二人の人が両方から下で持ってくれと頼んだのだけど、
「そう言う事はしてません」って、でっ、出来たのが、髪をてぐしですいただけ・・・・
出来上がりが3回のうちの一番酷い写真。(T~T)
近所の写真屋に行く前も美容院に行って髪を軽く切って、整えて貰って行ったから。
自分でそんなことが出来ちゃうんですね!
確かに長く使うものなら
より良い写真をと思います!
でも ちゃんと写真とかも
検査と言うか調べるんだな~と感心しましたw
そうとは思わないから、化粧も適当。着て行った服も丸首のやつ。
ほら、襟が下に三角だと、少しやせて見えるでしょ。
せめて、ペンダントでも良いのよ。
悪夢の様だった・・・・・・。
「新しいパスポートは写真が大きく印刷されるので、びっくりされますよ^^;こちらの小さめのサイズの方を使いましょうね」っと窓口の人がアドバイスをくれました。
「そちらが、それでよろしいのでしたら、お願いします・・・」と言って、小さめの写真にしてもらいましたが、それでも、どでかい顔のパスポートが出来て来ました^^;
大きい写真でお願いしたら、どうなっていたのだろうと思うと、背筋が寒くなりましたw
パスポートは写真持参でしたねえ。
思いっきり、メイクして撮る人もいるのかなあ。
あんまりやっちゃうと、入出国審査の度に捕まって、大変かも知れませんよ。^^
女性の場合は、いろいろ気をつかいますねえ。