ドラマ【下流の宴】特撮【海賊戦隊ゴーカイジャー】
- カテゴリ:テレビ
- 2011/07/20 15:31:33
【あらすじ】珠緒はセンター試験をクリアし、九州医科大学の二次試験と面接に挑むことになった。自己推薦文には、医者になれたら結婚してもいいと恋人の母親と約束したことを書き、面接でもたどたどしいながらも人が行きたがらないきつい分野で働きたいと語った。そしてついに合格発表の日。珠緒の部屋には珠緒の母・洋子と弟まで押しかけ、ネットでの発表を待っていた。由美子も落ち着かないので島田の塾に押しかけ、一緒に結果を聞いた。
【感想】母は強し。でも懲りてないw 珠緒が受かったまではよかったのですが、やはり超展開がありましたね。翔の方から別れを切り出すとは。今まで私はここで何度か2人が破局に至るパターンを予測してきました。無能な翔に珠緒が飽きるとか、翔が珠緒に相手してもらえず愛想を尽かすとか。そのどちらでもありませんでしたが、翔の別れ宣告は不釣合となってしまった2人の将来を見越してのものでしたね。確かに今のようにラブラブなら、相手の悪い部分は見えない、というか、わかっても目を瞑ったりするものですが(というかよく2年もラブラブ状態が続いたなと思うのですが)、仕事が忙しくなったり、お互い年を経て落ち着いてきたら、逆にちょっとしたことでも生理的にイヤでたまらなくなったりするものです。夫婦生活ってのはそれを乗り越えた上で本物になるんでしょうね。珠緒がこれから医大に通い勤務医になっていくと、頭のいい素敵な男性と知り合ったり、今まで周囲にいなかったようなバラエティに富んだ友人ができていくことを考えると、そのうち自分が愛想を尽かされるか、それ以前に自分が惨めに見えるんだろうなと思う翔の気持ちもわかります。例えそれで珠緒の気持ちが変わらなくても、それこそが翔にとって一番負担になるかもしれません。今や主夫という言葉がそう珍しくなくなった時代に、翔が珠緒の代わりに主夫やってもいいんじゃねとは思うけど、やはりそこは翔にもプライドがあるってことでしょうか。まぁ由美子の息子ですから、なけなしのプライドくらいはあるでしょう。近くにとてもがんばる人がいるのが負担という気持ちもわかりますねぇ。私も立派な人の話を聞くと、すごいなぁと思うと同時に私にはできないなぁと思いますから。あと、由美子の気持ちの推移も面白かったですね。まず珠緒の合格で落胆、皆を呼んでのパーティーで惨めな思いをしなきゃならないかと思いきや、翔が珠緒をふり、その現場を見たせいでちょっと珠緒が可哀相に見えてきたり。そしてやっと息子が能無しだとわかったかと思いきや、出戻りの娘が産んだ孫には大きく期待をかけてたり。てか、もっと早く能無し息子を受け入れていれば、息子はせめて結婚くらいはできたかもしんないのにね。もう結婚もできないかもしんないぞ。しかしなんというか、変なドラマでした。面白いのは面白いんだけど、ちょっととっつきが悪いし、諸手を挙げて面白いというほどでもないし。つまり面白さも中流以下ってことですね。お後がよろしいようで。
【あらすじ】バスコが大いなる力を無理やり奪えることを知ったマーベラスは、焦ってナビィに次のナビゲートを早く正確にするよう迫った。そんな時ゴーカイガレオンに元ボウケンレッドの明石が乗り込んできて、プレシャスという秘宝の回収に協力するよう頼んできた。マーベラスは断るが、明石が煽ったため簡単に丸め込まれ、協力することになってしまう。明石が回収するプレシャスは、黄泉の心臓と呼ばれる死者を蘇らせることができる秘宝で、ちょうどザンギャックもそれを狙っていた。
【感想】マーベラスちょろ過ぎるw すごいわかりやすいというか、扱いやすい性格ですね。つか今回気になったのは、最後に明石がアカレッドにこれでいいんだなとか言ってたところじゃないですか? マーベラスの記憶によるとアカレッドはバスコの罠に嵌まった時、マーベラスを逃がすために犠牲になったはず。それなのに今明石がアカレッドに話しかけるようなそぶりを見せていたということは、アカレッドはまだ生きているってこと? そして陰ながら協力しているのかしら。でもそれなら何故マーベラスたちの前に姿を現さない? 自分で協力しない? 何か他の目的で動いているか、どこかに捕まって動きが取れないのか。何にしろ今後気になる存在になりそうな予感がします。毎年スーパー戦隊シリーズって、モチーフになるモノがあって、私が知っている限りシンケンジャーは武士、ゴセイジャーは天使、ゴーカイジャーは海賊ですが、裏モチーフみたいなのもあって、ゴセイジャーは聖闘士星矢っぽかったし、ゴーカイジャーは基本ワンピースでそこここにパイレーツオブカリビアンの影響が見られます。この裏モチーフみたいなのって毎年あるわけでなく、スーパー戦隊オリジナルのものもあるとは思いますが、今回出てきたボウケンジャーは、今回見る限りインディ・ジョーンズの影響が見られるような気がしますが、本編はどうだったんでしょうね。
女相手にはもちろん、男同士でもプライドの戦いがありますからね。
女にももちろんプライドはありますが、女の場合男には負けて当たり前という風潮が、
逆に助けになることもありまし、男よりは寛容なところがあると思います。
由美子の中流へのこだわりも、プライドのようなものなのでしょう。
面倒なものですが、プライドが人間を人間たらしめているものなのかもしれませんね。
思うに由美子の周囲は様々な変化がありましたが、由美子自身は何も変わってません。
このドラマは由美子を狂言回しとして、中流にこだわる女の滑稽さと、
それに振り回される周囲の人物を描いたってことなのかもしれませんね。
最後に、このドラマコメディではなく、かなり皮肉った作品でしたね~
でも珠緒は医大に合格できたことを考えれば、かなりの収穫。
翔はアゲチンwだったのかもw 逆に可奈はサゲマンでしたね~
島田と由美子がくっつきでもすれば面白かったのになぁ。
由美子に対する玉緒と島田先生、翔に対する由美子と玉緒、
理解に至ったようでかえって遠くなり、みんながイタイ思いをするという。。。
下流の宴、なんとも爽快感のない幕切れでしたね(´∀`;)