☆缶飲料の技術 その1
- カテゴリ:アルバイト
- 2011/07/20 00:33:36
学生時代に製缶工場でバイトしていましたので、その時聞いた話しをカキコします。
何気なく缶入りの飲み物を飲みますが、その缶は大きく分けてツーピース缶とスリーピース缶があります。
ツーピース缶とは、蓋と胴+底の二つのパーツからできているためこのように呼ばれ、ほとんどのアルミ缶がこれになります。
また、このアルミ缶は2種類のアルミ合金で作られています。つまり、蓋と胴+底の部分とでは、材質が若干異なります。まず、胴+底の部分は深絞り成型方によりコップ状にするのですが、薄く伸びても破綻しないように作られているそうですが、アルミ以外の原材料は教えてもらえませんでした。
そして、蓋の部分ですが、プルトップの部分が開きやすいようにしないといけないので、マグネシウムを添加しているそうです。
また、アルミ缶は陽圧缶と呼ばれます。これは原材料のアルミが軟らかいため内側から圧力を加えていないと、大気圧で押されてしまうためだそうです。そして、ビールや炭酸飲料は問題ないのですが、普通のジュースなどは窒素を使って内側からの圧力を保っているということでした。
ところで、最近アルミの毒性が問題になっていますが、アルミ缶は内側が樹脂でコーティングされていて、中身が直接アルミに触れないようになっています。そのため、アルミが溶け出してくることはないわけです。
毎日お世話になってる缶ですが、奥が深いですね~。
今夜は鯖缶とやきとり缶で、缶チューハイを飲んでますが、
この記事を読んでいたせいか、いろいろと趣きが出てきますw。
私は缶のない国で飲み物を買ったことがあるのですが、
店内で飲まず、持ちかえると伝えたら、
ビニール袋に飲み物をダボダボ~と入れられ、
はい、どーぞ。。とされ、目が点になっちゃった経験があります。
日本の缶飲料技術って素晴らしいですね^^
なんて考えてもみませんでした。
私の記憶では、私が小さい頃ってアルミ缶がなかった気がします。
アルミ缶とスチール缶、全部をアルミ缶にしないのは、それはそれなりに
理由があるんでしょうね。
アルミ、毒だと聞いていたので、心配しつつも飲んでは少し気になっていました。安全なのですね^^
缶の裏がキラキラというか光っているのがアルミ缶で、あんまり光ってないのがスチール缶と聞きましたが
そうなんですか?