☆第三の男
- カテゴリ:映画
- 2011/07/19 00:44:43
先日、久しぶりにレンタルビデオ店を覗いてみたら、隅のほうにひっそりと「第三の男」がありました。この映画は結構古いのですが、小生としては不朽の名作として最もお勧めしたいものです。
この映画はアントン・カラスのチター演奏の方が幾分有名になってしまったように思いますが、BGMとしてなくてはならない絶妙な効果を生んでいるんですよね。
余談になりますが、彼はこの映画で成功を収めたのはいいのですが、その後はその成功に嫉妬されて大変だったそうです。また、今ではウイーンには彼が建てた第三の男記念館もあるそうなので、旅行された方はぜひ寄って頂きたいと思います。(小生は行ったことがないので、行かれた方は感想を聞かせてくださいネ。)
それと、故伊丹十三監督が「映画に葬式は似合う」と仰られてましたが、それはこの映画のことかと思ってます。(個人的意見ですが)
【スジ】
第二次世界大戦後間もなくのこと、米国の作家ホリイ・マーティンス(ジョゼフ・コットン)は旧友ハリー・ライム(オーソン・ウェルズ)に呼ばれてウィーンにやって来た。ところが、ハリーは自動車事故で死亡しまさにその葬式が行われていた。マーティンスは墓場で英国のMPキャロウェー少佐(トレヴァー・ハワード)から、ハリーが闇組織の大ボスであったと知らされる。ハリーは生前女優のアンナ(アリダ・ヴァリ)と恋仲であったが、彼女と知り合ったマーティンスは彼女に対する恋心が芽生えだしたこともあってハリーの死の真相を探り始めることになる。しかし、聞き込みをする内に事故現場に居合わせた友人たちと目撃者の証言の食い違いに気付き、現場には死んだハリーと友人二人との他に「第三の男」 がいたことが判明する。
その後、マーティンは死んだはずのハリーと出会うことになり、彼が悪質なペニシリンの横流しで多数の人々を害した悪漢であることを知らされる。(ここで登場する観覧車は有名です。)
やがて、マーティンスは考えた末親友を裏切ることを決意する。そして、MPに協力して、囮となってハリーとカフェで待ち合わせた。現れたハリーは危機を察知して下水道に逃げ込んだが、マーティンスの一弾に倒れる。
ここから再び葬儀のシーンであるが、ここは映画史に残る名ラストシーンである。
PS
モノクロの映画ですが超お勧めの名作です。まだの方はぜひご覧ください。
この映画が教材として使われていました。
アメリカ人がヨーロッパに渡るという設定で、
いろんな国の人が、いろんな英語を話すんですよね。
各国の英語の特徴が学べる映画でもあります。
もちろん、チターの音色も大好きです♪
最初は白黒だし、よくわからないしと思っていたのですが、
途中からグイグイとひきこまれていったのを覚えています。
やっぱり、名作なんですね。
でも、今、ストーリーはほとんど覚えてません。
あのチターのテーマは本当によく聞きますね、
古い作品に見かける、まどろっこしい時間の流れを感じない作品です。
(白黒でもヒッチコックもテンポ良いですよね)