☆悪代官
- カテゴリ:テレビ
- 2011/07/18 02:09:36
小生、時代劇の悪代官の役を死ぬまでに一度でいいからやってみたいと常々思っている。
悪徳商人と結託して私腹を肥やし、町人の娘を手込めにし、「あれー、お許しください」と帯回しを楽しむなど悪の限りをつくす。時代劇の定番ではあるが、なかなか味のある役どころである。
悪代官とは人相が悪くないと務まらない。そして同じく人相の悪い悪徳商人との談合のシーンがなんと言っても最大の見せ場である。料亭の奥座敷か悪代官の屋敷が舞台になることが多く、たまには屋形船ということもある。必ず夜ということも必須条件であったが、掟破りの日中というパターンもいくつかあった。
悪徳商人○○屋から“山吹色の菓子”が手渡される。いわゆる袖の下を受け取ると悪代官は定番のセリフ
「○○屋、おぬしもなかなかの悪よのう」
続くは悪徳商人も定番のセリフ。
「いえいえ、お代官様ほどではござりませぬ」
そして、二人から意味のない不気味な笑いがにじみ出るように発せられる。
「アーハッハッハ」
この時、天井裏か縁の下に忍者まがいの正義の味方の使者が潜んでいて、話を盗み聞きするパターンが多い。そして、少ないパターンではあるが、悪代官がその存在に気づき、一瞬の静寂の後に槍で突こうとする。または、一段と人相の悪い無口な用心棒が代行するというパターンもある。しかし、この後には必ず取り逃がしてしまうというまことに厳しいルールがある。
場面は変わって、帯回しという成人向けのシーンもなかなかの見せ場であるが、不思議と必ず邪魔が入る。そのパターンは多種多様であり、このシーンの撮影に取り組む姿が如実に現れていると思われる。
ところで、「水戸黄門」で由美かおる扮するかげろうお銀の入浴を覗き見するのは、この帯回しの新しい解釈かと思われる。
しかし、こんな楽しい役が他にあるであろうか、死ぬまでに是非ともやってみたいものである。ただし、身内にはその姿を見せたくはないのであるが・・・・・
以前、そのような趣旨のゲームがありましたね。
その名もずばり「悪代官」
内容は今一でしたけど。
良い役が引き立つのは、たいがい悪役が良いんですよね(^-^)
あの帯回しは物理的に無理があるなぁ。。。と思ったりしますw
つーか、帯回しができるような結び方にしていないと無理かなと。。。(^_^;)
「水戸黄門」今回が最終ですってね。
悪代官。。だんだんテレビから消えちゃうのかな・・と思うと寂しいものがありますね。
「ワシはこのカスティラが大好物でのお」
みたいな感じですねw