オイディプス Oedipus
- カテゴリ:30代以上
- 2011/07/15 20:28:45
王たちが母権制社会の規律に反対し始めた時代の神話上のテーベ王。
オイディプスは、古代からよくあるように、先王であった父を殺し、王妃であった
母親と結婚した。さらに、女神の像(スフィンクス)からかけられた謎を解いたため
女神の像は、崖から身を投げ、砕けるという事件を引き起こした。
彼の母親であり、王妃となったのはイオカステ(Jocasta あるいは Iocaste、
「輝ける月」の意)であった。彼女が夫の身に女神の怒りが下ることを祈ったように
思われる。オイディプスは一説にはテーベから追放されたと言い、他の説では、
女神の怒りによって、女神の聖なる木立の中で殺されたという。多くの物語が、
彼はイオカステの衣装から取った「留め金」で盲目になったという点は一致している。
イオカステの「留め金」は、去勢に用いられる月の鎌の婉曲的表現ということも
ありうる。ヘロドトスは「アテネの女性たちは、『留め金』で男を殺した」と述べている。
しかし、のちになって新しい父権制社会の法律は、女性がこのような武器を
持ち歩くことを禁じた。盲目は、サムソン、オーディン、テーベのテイレシアスによって
示されるように、去勢を意味する共通の神話的シンボルであった。エジプトに
おいても、ペニスは「目」と呼ばれて、それを除去することは、「片目の神」の「光」を
奪うことでもあった。
伝えられるところの、オイディプスと、彼の母親にして王妃である女性との間の
近親相姦的結婚は、女王によって王が選ばれ、王は、殺された先王の「息子」
または再来であることを宣言する慣習的な聖王交代にほかならなかった。
オイディプスの父は「ライオス」という名を持っているが、これは決して名前ではなく、
単に「王」を意味する添え名であった。古代においては、すべての王が神であった
ように、すべての女王は「神の母」であり、同時に神の処女花嫁であった。
⇒Incest;Kingship
参考文献 「THE WOMAN'S ENCYCLOPEDIA OF MYTHS AND SECRETS」
オイディプスの悲劇については読むたびに心が悲しくなります・・・・・
人間の宿命的なカルマを感じさせずにはいられません。
しかし、息子が父を殺して母を抱く、という物語はどこか官能的でもあると感じます・・・
大英博物館は800万点以上の美術品を所蔵してるんですね^^;
ギリシャ展の紹介はこちらです><http://www.body2011.com/outline/index.html
目玉の円盤投げは美術館の音楽と合わせ、この世に存在するべきない神の作になるの様に。。
でもこの人だけは生きている
ギリシア展、いいな~。僕も観たいです。
神について思ったり考えたりすることは人生観の核心部分だよね。
あの時代の美意識と生活様式は人間性の開放に求めるではないか。。。
その時深く感じられた。
神々も人性がある、各地の神話にも幾の神はもとも人間である。神も結婚でき、子供を生まれ、
そして人々の手で神話を作る。
神は上に立って、人々を導きます。無上な存在である。
それ以外、神々は人間とこれほど似てる。。。
神は人間を生まれますか、人間も神を生まれました。
君主とは悲劇がつきものなのでしょう。
感情的にならないで落ち着こうね^^;
ライオンの名前の由来がライオスなのかどうかまではよく分かりません・・・
そうですね、悲劇的な神託が出されたのですね・・・
インドにも父殺しの神話があるのですね。
哀しい結末は理性を重んじよという啓示でしょうか。
オイディプス・・最後、盲目なりますか;;
恐ろしいお話しです><
、、何故にここまで呪われ・・・
ライオス・・・王権の象徴がライオン?みたいな動物だった地域があるみたいですが
何か関係があるのでしょうか、、
息子が父親を殺すという神託が出て、
人生が変わっちゃうんですよね。
たしか、ブッダの時代にも、そういう父王と王子がいたと記憶しています。
国境を越えた人間の宿命なのかもしれません。。