ドラマ【絶対零度】【アリアドネの弾丸】
- カテゴリ:テレビ
- 2011/07/13 10:33:16
【あらすじ】警視庁で大幅な人事異動があり、所轄にいた泉も、長嶋の推薦で特殊犯罪捜査対策室に異動した。そこは刑事として捜査するのではなく、尾行や潜入などの違法性が高い捜査手法を専門とする、いわば諜報機関のような部署だった。泉は早速同部署の瀧河の指示により、先輩の磯村が家を出て出勤するまで尾行する。しかし同じように磯村を尾けていた瀧河は、泉が覚えていなかった細かい事柄を列挙、更にメモを取るなと釘を差されてしまう。
【感想】前の絶対零度は、海外ドラマのコールドケースのパクリとして、絶対零度というタイトルだったんだけど、今度は進行中の犯罪を調べる部署を舞台にしており、これ絶対零度やないやんと思ってしまった。しかも大幅な人事異動があったとかいう設定で、前の特命にいた捜査員がほとんどこの対策室に異動してきており、部署は全然違うのにメンツはほぼ同じという不自然さ。何だか、絶対零度のメンツで他のジャンルの刑事ドラマを作りたいけど、前のドラマが上戸にしてはそこそこ視聴率がよかったし、現場の雰囲気もよかったからそっくりそのままもらっちゃえ的な雰囲気が漂ってました。あと夏期ドラマなんだから上戸にもうちょっとセクシーな服を着せてもいいと思うw せっかく胸あるのに…。刑事ドラマを見ていると、いつも大体1人か2人で尾行することが多いし、盗聴器とか違法な捜査はできないというのが大前提だけど、この部署は尾行は多人数で入れ替わり立ち替わりやっちゃうし、盗聴器も潜入捜査も何でもござれで、公安っぽいですよね。1年半ほど前に、「外事警察」という渡部篤郎主人公の硬派なドラマがありましてね。あれでほぼ同じことやってましたわ。しかもあれは、捜査員だけでなく民間人も利用して、下手こくと命が危ないというような状況でも送り出すという、実に阿漕な捜査手法を描いてました。特に利用する側の苦悩や葛藤に心をかきむしられる思いをしました。あちらの方が人間ドラマとしても刑事ドラマとしても数段上だった気がする。何故焼きなおして劣化させるかな。ちなみに「外事警察」は最初の「JIN-仁-」と同時期に放映されていて、私は順位的に外事を仁より上にした記憶があります。刑事ドラマ好きにはぜひ見て欲しい、隠れた名作でした。なので、今回の絶対零度での捜査法を見て、珍しいとは思うけど、目新しいとは思いませんでした。桐谷演じる瀧河はなかなか魅力的だったけど、さすがに渡部にはまだまだかなわないかな。渡部も大根ではあるんですが、大根ってハマる役にはぴったりハマるんですよね。でもまだまだ初回なので、桐谷には人間的な瀧河をつかんでいってもらいたいですね。
【あらすじ】ある朝田口が目を覚ますと、繁華街のゴミ捨て場に寝ていた。前夜は同窓会で飲み明かし、途中からまったく記憶がない。ゴミ捨て場には他にも倒れた老人がおり、田口は声をかけるが、彼は死んでいた。田口は救急車と警察を呼ぶが、警察の嘱託医は外傷がないというだけで、死因を心不全と特定しようとしたため、田口はAi(死亡時画像診断)をしてはどうかと提案した。一方白鳥は東城医大にAiセンターを設立するため、Aiの第一人者・島津を招聘し、説明会を行っていた。
【感想】下馬評ではのこのアリアドネの弾丸は駄作だそうです。まぁいくらお医者様とはいえ、そうそう面白い医療ミステリーを乱発できるはずもないですもんね。でも料理の仕方によっては面白くなると思うんですよ。だって最初のチームバチスタだって、正直映画の方はさっぱり面白くなかったですから。ドラマの方が味付けがうまいんだと思います。まぁ映画の方は一体何の権力に負けたのか、主人公が女性でしたからねぇ。それだけで引きますわ。その点、伊藤演じる田口は、原作よりちょっと若いですが、凸凹コンビの凹の方をうまく演じていると思います。ただ医師免許を持っているように見えないのが玉に瑕w 初回気になるのはやはり容疑者たちのキャスティングですが、やっぱり適材適所を持ってきてるなぁというイメージ。ラスボスっぽい斑鳩を演じる高橋は、私正直苦手なんですが、憎々しい役なんでまぁいいとしましょう。他にもいいなと思ったのは、監察医の小西真奈美、Ai専門家の安田顕、刑事の中村靖日などですねぇ。福士は珍しくエキセントリックな役で、ちょっとびっくりです。最後に殺されていた友野、その前のシーンで田口にクラシックのCDを全部持ってくるなどと言っていたので、そんな死亡フラグ立てちゃだめー!と思いましたw 誰かが殺されるのはわかってたからね。最初に死んでいた老人とその息子のエピソードは、ちょっと遺留捜査っぽくてよかったです。田口先生、これで発奮してそれまで乗り気じゃなかったセンター長に本気で取り組むことにしたみたいですが、いつもながら彼が乗り気になるとロクなことはないねw
1stではお笑いの宮迫がムードメーカーだったのに比べ、
桐谷を配したことでぐっとムードが引き締まりました。
宮迫が悪いわけではなく、別のドラマとして完成させてくれそうな気がします。
バチスタは安定感が感じられますね。
手探り状態だった1、軌道に乗ってきた2を経て、
3は今までの集大成になるような気がします。
伊藤はあの年にしては珍しく主役を張る類を見ない3枚目役者なのに、
なぜかあまり評価されませんよねw
早く白鳥節を聞きたいものです。
前作の方がよかったですよね~miumiuさのご指摘通り、メンツそのままで、違う部署って違和感ありありで、視聴率狙いの魂胆もみえみえですねー
チームバチスタ3・アリアドネの弾丸
白鳥と田口のコンビは、やっぱり、いいですね~田口のいい人キャラは、疎遠になった家族をも結び付けてくれるんだな~と、とっても癒されました。適材適所のキャステングも、今後おもしろくなりそうなので、期待してます^^