春ドラマの個人的なランキングと感想
- カテゴリ:テレビ
- 2011/07/11 00:21:21
今更ですが、春ドラマの個人的なランキングと感想。
3位『マルモのおきて』
ずっと見ていたいと思わせる作品でした。
視聴率も『仁』の裏にしてはいいですし、続編を作ってくれるといいな~。
そういえばこのドラマ、『仁』の裏ということもあってあまり期待されていなかったようで、大手芸能事務所の横槍もなく配役されたらしいですね。
そのかいあってか、他のドラマと違って配役がずば抜けてよかったです。
3枚目が主役のドラマなんて久しぶりに見ましたよw(映画では結構ありますが)
だからか男でも感情移入しやすいドラマでした。
阿部さん最高!!
この作品が、最近のホームコメディドラマが少ない時流に、一石を投じてくれといいな~。
2位『マドンナ・ヴェルデ~娘のために産むこと~』
命について色々と考えさせられる作品でした。
代理出産がテーマなのだが、反対派賛成派どちらが見ても面白い作品だと思う。
僕は代理出産には反対なのですが、1話の最後の場面での松坂慶子さん演じるみどりの「母親っていうのは愚かなものなのよ。」という台詞には言葉が出なくなりました。
このドラマは代理出産の問題点にちゃんと触れているにもかかわらず、「母親っていうのは愚かなものなのよ。」この台詞ですべてをひっくり返されてしまった。
どんな問題点を並べ立てても、これを言われると何も言えませんよ。
代理出産の愚かさを分かっていても、娘のために代理出産を受ける母の覚悟にジーンと来ました。
普通はこのまま代理出産を肯定していく流れになると思うのですが、このドラマの面白いところはそこでは終わらなかったこと。
娘の理恵が代理出産を公表すると言い出し、それに反対するみどりと対立することになったりと、子供の親権を取りあったり、本当にうまく代理出産の問題点を指摘しているドラマでした。
でも一番心に残ったシーンは代理出産とは関係ないシーンで、最終回に長塚京三さん演じる丸山が、ぎこちない仕草でおっかなびっくりみどりの手をつなぐシーンが印象的で未だに心に残っています。
自分が年をとってもこういう恋がしたないな~。
ただ、全6話なのがホント残念だった。
1位『鈴木先生』
鈴木先生役の長谷川博己さんの演技が光る作品だった。
正直な話、まったく知らない役者さんだったので期待してなかったのですが、その演技にのめりこまされた。
なんというか、長谷川さんが喋るとものすごく説得力があって、どんなことでも納得してしまう。
原作をちょっと読んでみたけど、長谷川さんが鈴木先生を演じることで、確実に原作を超えていた。
ホント素晴らしかったの一言。
脚本自体も俊逸で、さすが原作が文化庁メディア芸術祭でマンガ部門優秀賞を受賞しただけあり、まさかそう来るのかって展開の連続で目が離せなかった。
内容も触れにくい問題ばかりを取り扱っていて興味深く、何より今まで見たどの教師ドラマと違い「熱血」ではなく、「言葉」で生徒を納得させるのがすごかった。
しかもその「言葉」が説教という形での正解の押し付けではなく、生徒との議論の中で生徒自身に悟らせているだけなのがよかった。
演出も斬新で、今まで見た教師もののドラマの中で一番面白かった!!
このドラマのキャッチコピーは「誰も正解を教えてくれない、それが学校だ。」らしいが、これを見事に体現したドラマだった。
(●)(●)
( ~ )<久しぶりに面白いドラマが多かったクールだったケロ♪
( m m )
でも、マルモも人気ありましたよね
歌とかみんな歌ってますし。
大人は仁、子供はマルモなのかな?
終わってしまったので日曜日がさびしいんですよwww