Nicotto Town



順位は下から2番目だったかな・・・。

どう言う事かと出番が終わってから、クラスの殆どが集まって話になった。彼女は物陰に隠れて出てこない。
私達4人の子犬軍団は学年主任の事を話し、理由を話しても「最後まで闘えと言った」と責任は学年主任が持つ事も伝えた。

クラスの殆どが学年主任に抗議に行く事に。だが彼女は来たがらない。雑種猫軍団が挟むように彼女を一緒に連れて行く。

で、学年主任に抗議。きちんと監督も決めて、役割も決めて、台詞も決めていた、総て台無しにした責任は取って下さいと抗議と確認。

彼女が突然、「もう良いんです」と泣き出して、学年主任に謝りだす。

何が何だか解らない。

無論、中学生も含めて下から2番目。
一番下はもめて突然不参加になったクラスだったと思う。

まともにやっても評価が低い事は解っていた。
なぜなら、中学時代から先輩達の仮装を見てきて、とても全員徴収の金額ではできない事が解っていた。

後は家にあるものを使って良いと言う規則を理由にして、布地なら家にあったと言う事に出来る慣習が出来ていた。

勿論高価な物は、禁止されていたが、布地が家にあったと言う理由でふんだんに使えるのなら、個人の持込で豪華な衣装が作れる。

当然、其の高価な衣装の布を持ち込んだ人が其れを着る事になる。

つまり、男子高校生が居る学校の仮装大会はどれほど見事な山車を作ったのかと言う事が評価されるとすると、大型山車など作れもしないし、運べもしないとなると、どれほど目立つ衣装を作ったのかと言う事になる。

豪華な衣装が作れない所は、ディズニーの着ぐるみを作ってかぶる頭を1ヶ月以上かけて紙を貼り付けてミッキーだのミニーだのを作って、白雪姫と7人の小人を作って、審査員の前であの音楽で踊って、優勝をした。

「赤毛のアン」で優勝したところは毛糸で赤毛の鬘を作って、誰でも知っている話で寸劇で入賞をしている。

出せると言う人が居れば、豪華な衣装でフランスの貴族の踊りを音楽に合わせて何組か踊って目を引く。

幾らでもプロに頼めるから。家に衣装や製作物を持って帰って家でやるのは禁止、たまたま家にあった物を使うのは許可、家庭科室の何十台のミシンは取り合いである。

娘は男女共学の高校に行った。インドのマハラジャの豪華な乗り物を作って、複数の男達が其れを担いで、男子より圧倒的に少ない女子がハーレムの美女達をやった。
安い無地の布を買ってきて、其れをTシャツとジャージの上にサリーの様に撒いて、化粧して赤いポチを絵の具で額につけて、池から持ってきた兎に角ジャラジャラするような鎖系のネックレスを首から撒いて、審査員の前ではかごから花びらに見せた紙ふぶきを撒き散らして、派手にしたようだ。

王様役の太った少年を乗せて豪華な乗り物を作ることもそんな重いものを複数の人間で担ぐ事も大勢の男子が居たからできた事で、女子だけの限界とそして其の為に出来る事をつまり宝塚のこじんまり版なのだ。


こんな出し物で賞を取れない事は殆どの生徒がわかっていた。
それでも執拗に彼女が言い張るから、無理無理全員で付き合った。まるでだめだと言う事を彼女に証明するためのだけの様に。

此れは学年主任からの要望で担任が強く押した事もあった。

後でこっそりと伝わってきたが、彼女は学年主任のコネで此の学校に入ってきていた。

彼女は学年主任は怠けてやる気の無い人達(子犬軍団の特に私)居て、クラス全体がまとまりが無いと学年主任に話していたようだ。

其処で、全員で一つの大型な物を作り、全員がしょぼくても同じ衣装着て、其れが評価されれば、クラスは一つに成ると学年主任に言って、学年主任から担任に彼女に賛同してほしいと説得されたようだ。

まあ、彼女の通りにやっても、共産主義も社会主義も破綻したように、一部の理想家の為に大型のもの肉体的に負担を強いて作らせて、着る衣装がしょぼいいんじゃ、周りが派手な豪華な衣装を着て周りからもうらやましがられれば、何年も其れをやらされたら、不満は出ると思うから、やる気は無くなるし、やっぱり共産主義も、社会主義も破綻するとはこういうことだったのかと今更ながらに思うよ。

そんなんで中学生以下の酷い成績が張り出されて、私達はHRで多数決で学年主任に再度抗議をする事になり、クラスが一つに成っている事を見せるためにも全員で抗議をしに行こうと言う事になり、彼女も後ろの方から付いてきたが、下から3つ位順位が上がって、終わった。

彼女はますます孤立する羽目に・・・。

だが、2学期になって微妙に変化が出てきた。其れがとんでもない事を引き起こした。

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2011/07/09 01:00
だけど、彼女と同じ言葉を私は自分の娘から聞いた。クラスがグループに分かれていてばらばら。
私の娘は高校まで男女共学。初めて女子短大に行った。
最初に言った印象ある言葉が、雰囲気がふわふわして地に足が着いてない人達。

しばらくして、体育時間にまじめに授業を受けず、おしゃべりで説明を聞いてなくて、何をするかを聞いてきたこと。何の為に此処に来たんだと言いたかった。(・・・・・すみません。私そうでした・・・。)「プリントに書いて在るけど!」の一言で娘は怖い人に・・・。
授業中も出席を取ったら、後ろからこっそりとはけていく。(これも私がやっていた・・・。)娘曰く、此の高い授業料がもったいないと思わないのだろうか!?

其れまで、総て公立で大学で始めて公立を落ちて第2志望の女子短大に入った。其の授業料の高さに娘は卒倒しそうに、なんて親不孝な娘だ、まじめに全部の授業を受けれるだけ受けて元を取ってやると思ったそうだ。(T~T)とても、私の血が入っているとは思えない。いや、私が育てたとは想像も付かない。突然変異だ!と、思うほど私立の授業料は高いんですよね。

で、豪華で優雅な洋服のお嬢様に囲まれて、娘はバイトを掛け持ちして何故か、金をため始めて、せめて入学金だけでも親に返そうと・・・。たぶん、最初はそう思って居たんだと思う。

で、無事に卒業。卒業式で多くの人が娘と写真を撮りたがる。なぜかと不思議に思うと数人が、娘のお陰で卒業できたそうな。
何と此の短大、教職課程を持っているだけに厳しい。ある程度の単位を取らないと平然と留年させる。
毎年何十人と留年者が出る。 2学年の後期になって、そういう人が数人学校に戻ってきて、そう言う事かと気が付いた何人かが娘に泣きついた。それから娘のノートを写して、更に卒論の3つ、娘が書いた。
娘はゼミの先生のコネで十分卒業が決まって形式的な卒論を出せば、就職先も決まっていた。

卒業式のそのこ達の雰囲気で「女子高だったでしょう?」の質問に「何故、解ったんですかぁ?」の返答。何と後輩も何人か居て、ため息。
娘は自分の出した3つの卒論の点数が自分のが一番悪かった事に憤慨。「まあ、まあ、それで私達、卒業できたんだから」と彼女達は屈託が無い。

娘は卒業間じかに彼氏が出来て、貯金は突然言い出した一人暮らしの費用に。
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2011/07/09 00:11
彼女も、仕切るだけ仕切って、結末が。。。

度胸がいいと云うか、大胆な子ですね。^^

自信があったのかな、それとも、引っ込みがつかなくなったのか。

同じ行き当たりばったりでも、前のオブジェとはまったく逆の結果になっちゃいましたね。

まあ、オブジェの時は、みんな、それなりにフォローしたから、成功したんだと思いますけど、
今回は、本当に四面楚歌って感じですね。



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