数年前のフィレンツェ滞在記 ③ 観光編
- カテゴリ:日記
- 2011/07/06 21:28:29
豪華な部屋での、心豊かな目覚め♪
優雅な気分でも…おなかの虫は無視できませぬ。
ホテルは朝食つき、食堂もどことなく優雅な雰囲気。
メニューはイタリアの朝定番のペストリー(各種菓子パン?)に、ヨーグルト、チーズ、ソーセージ、卵料理、紅茶にエスプレッソ♪
朝一番に、食堂で旺盛な食欲を満たしてから、予約確認をとりに旅行社の事務所へ向かう。
私は方向音痴なので、同行のT嬢におんぶにだっこの状態だ><
たどり着いた代理店で、駄目元でウフィツィ美術館とメディチ家の宮殿をつなぐヴァザーリの回廊を見れないかと聞いてみた。
答えはNO。
30名以上の団体でないと駄目だし、おまけに今は改装中なのだ。
泣く泣くあきらめて、予約時間まで市内観光に向かう。
最初に、サンタ・マリア・デル・フィオーレ(花の聖マリア)教会を見学。
ここは世界に名だたる、有名な大聖堂だ。
華やかなりしフィレンツェの、豪奢と栄華の粋を体現している。
壮麗で荘厳、そのファサードはどれだけ見つめてもあきることはない。
ゆっくりと門をとおって、中に入っていく。
中はがらんとして、天上が高い。
祭壇や壁の装飾は見事なものだ。
このがらんとした聖堂に、何百人もの信者が中を埋め尽くしたら。
効果的に賛美歌や祈りの声が届くように計算された設計となっている。
ルネッサンス期の建物には、美しさと合理性が無理なく同居しているのだ。
その後は、メディチ家の墓所となっているサン・ロレンツォ教会を見学した。
この教会の外観は、未完成となっている。
建設途中にメディチ家が、花の都から追放されたせいだ。
だが、その素朴な外観と、中の豪華な内装が対照的で印象深い。
ただ、宝冠や豪華な衣装で着飾った骨を飾る習慣だけは、異教徒の私にはどうにもなじめない。
ロレンツォ・イル・マニフィーコや暗殺されたジュリアーノ、国父コシモやコシモ大公など、なじみのあるメディチ家の名前に2人であれこれ話しながらのにぎやかな見学となった。
…墓場で騒いでいいのかなあ?
ここと背中合わせにある礼拝所には、ミケランジェロの「曙」「夕暮」「昼」「夜」の彫刻がある。
どれも素晴らしい出来で、2人して様々な感慨にふけってしまった。
午後からは、いよいよ最大の目的、ウフィツィ美術館だ!
美術品&メディチ家の個人ガイドをした分、移動はおんぶにだっこやったし^^;
それはお互い様でしよw
一家に1人の私…暑苦しくないかいw?
すんません…十年来の夢を実現した旅行だから、もうね歯止めがきかへんねんw
この後も…さらに煩悩全開です^^;
どのへんをガイドしましょうかw?
薀蓄が聞けて楽しかったよ。
ヨーロッパ文化を鑑賞する時は(特にイタリア)一家一人ラトさんを・・・。
羨まし過ぎるぞ~~~~~~~ww