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感想 死にぞこないの青 乙一

下記の順で書き連ねてます。
■作品情報
■モリゾー的評価(最高評価5段階)
■オススメ度
■あらすじ
■感想



■作品情報

タイトル:「死にぞこないの青」
作者:乙一
出版社:幻冬舎文庫

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■モリゾー的評価(最高評価5段階)

  読み易さ:★★★★★
 ストーリー:★★★☆☆
   意外度:★☆☆☆☆
   狂気度:★★☆☆☆
   怖さ度:★☆☆☆☆
 オススメ度:★★☆☆☆

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■オススメ度

小説好きな方にはオススメしようとは思える作品ではありませんが、

小説を読み始めようと思う方や、苦手な人だとか、
小説って読んでても頭に入らないなんて人には、

この作品は読みやすいのでオススメできるのではないかな。

映画にもなってるらしく、実写版の「死ぞこない」がどんなメイクなのか、

どういう動きなのか、それが見てみたいとおもいますが、内容を見返そうと思うレベルの作品ではなかったです。
※あくまで僕個人の意見です。

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■あらすじ
どこにでもいる小学5年生の少年マサオ(主人公)。

一学期初めのクラスでの係決めからストーリーが動き出す。

どちらかというと大人しく、怖がりなマサオは飼育係に立候補。

飼育係の立候補6人に対して定員(3~4人)となる。

マサオが大好きだった、新任の羽田先生が係を定員におさめるために、
「立候補した人たちで話し合ってきめるように」促す。

ここから小さなことで、勘違いをされて大好きだった羽田先生から嫌われていく。

先生は、他の生徒が宿題を忘れたり、授業中騒がしい状況や悪いことすべてを

すべてマサオの精にするようになった。

クラスメイトまでもが、マサオイジメに興じるある日、

彼の前に「死にぞこない」の男の子が現れる。

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■感想
誰にでも、すぐに連想(思い出す)ことができる、

生々しい風景や光景が描かれており、非常に読みやす、懐かしみながら読める。

中には、ボンボンやコロコロ(コロコロコミックの略)やビックリマンシール、
などのなつかしのアイテム説明まで入っている。

学校生活の光景なども、自分が小学校のときと同じ掃除の方法や、席の並びなど描かれており、とにかく、背景や光景が目に浮かぶように読みやすい。

ストーリーはというと、

あらすじの通り、主人公がイジメがある生活を受け止めそうになっていく中、

「死にぞこない」の男の子が現れる。

実在人物ではないのですが、

名から連想できると思いますが、

ここから少しずつ狂気を帯びていきます。

ここまでの流れはよく出来てます。

狂気に帯びていったストーリーについては、

思ったよりも普通でした。
※鬼畜系の小説が好きということで、乙一(作者)作品を薦められ
 乙一作品を初めてよんだのですが、思ったよりも普通だったので。

もっと、怖さを求めていたので、

マサオ視点で描くより、

先生視点で描いたほうが、ストレートな怖さが出たんじゃないかと思いました。

※↑作者の描きたかったことは、ここでは無視した意見ですwwww

あとがきに 好きに書いていいといわれ、好きに書きました。と発言しているが、

何が書きたかったんだろう。。。。

作者は、羽田先生の年に近いとともに、

かつての自分をマサオの上に見ることができるからでしょうか。

本読む手合いというのは大体思考は

慣れてるくせに運動苦手って傾向 が……あります、よ、ね…?(違う?)

あるいは「死にごこない」の男の子を書きたかっただけなのか、

もしかするとホラーにしたくなかったのかもしれないですが。

んー。わからない。。。。。


オチというか、ラストなんですが、

あれっ?これで終わり?

という感じなあっさりした終わり方でした。

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