☆逆性石鹸
- カテゴリ:美容/健康
- 2011/06/24 00:39:35
最近この名前をよく聞くことはないでしょうか?
特に、O-157の事件が起こってからは、あちこちで「逆性石鹸で手をよく洗いましょう」などと言われているみたいです。
簡単に言うと逆性石鹸は普通の石鹸と逆の作用をしています(これは半分冗談です)。
まじめな話に戻ります。石鹸や洗剤は界面活性剤の一種になります。界面活性剤は「水などの液体に少量添加するだけでその液体の界面張力が大きく低下する物質」と定義されているそうですが、正確には4つに分類されます。つまり、陰イオン系、陽イオン系、両イオン系、非イオン系という4つの種類があり、細かく言うと親水基がどのように解離するかによって分類されています。
また、普通の石鹸は水に溶かすと親水基が陰イオンになるのですが、逆性石鹸は陽イオンになります。これにはアンモニウムや塩素が使われていて、界面活性作用による細菌の細胞膜変性作用によって殺菌していきます。ただし、殺菌性はあっても洗浄力はありません。
実際の手洗いでは、まず普通の石鹸でよく汚れを落とし、よく水洗いします。この時普通の石鹸が残っていると、その後に使う逆性石鹸と中和してしまうことになりますからご注意ください。その後、逆性石鹸を使いますが、逆性石鹸はすぐに洗い落としてしまうと殺菌効果はほとんどありません。つまり、非効率的ではありますがしばらく洗い流さないでおいておく必要があります。
それと困ったことに、逆性石鹸は川に流れ出ると殺菌効果のため川の微生物を殺してしまうことがあります。この点はちょっと問題ですね。
界面活性剤については多少解りますが…「親水基」とか「細胞膜変成作用」とか
「さっぱりわかりませんがな」状態になっています。
例えば、薬用石鹸「ミューズ」では、何故ダメなのかというところから、
話して頂けるとありがたいのですが…
すみません、初投稿でした。訪問ありがとうございます。
私は逆性石鹸というワード自体、初耳なものでw