読書好きによる質問集 1
- カテゴリ:小説/詩
- 2009/04/27 23:48:52
読書好きの会、サン・ジョルディ企画の質問集をいただいてきました。
えー、基本作家さんの敬称抜きで。浮かんだこともアレコレ書いてみます。
0 どちらから、この質問集を頂いてきましたか?
読書好きの会・会員の訪問先様から(ありがとうございます)
会員さんが定員一杯なんですよね、あのサークル。
面白そうなんだけどなぁ〜
1 読書好きになったきっかけの本(orシリーズ・作家)は?
意識したのはアーサー・ランサムで。
(なので昔はリアリズムの使徒でした)
長いもの読むの、好きらしいぞ、と。
2 本のどういうところが好きですか?
……え? いや、その……
3 (記憶に残っている中で)最初に読んだ本はなんですか?
松谷みよ子か中川李枝子、のどちらかの本かと……
4 読み聞かせてもらっていて、自分で読めるようになった最初の本は?
多分、『ちいさいモモちゃん』
いまだにキュウリのボチボチを見て『キュウリちゃんオック塗ってあげるからね』
と心の中でつぶやいてしまうことあり。
5 初めて自力で読みとおした本は?
上記のモモちゃんか、『いやいやえん』のどちらかかと。
6 暗唱できちゃうくらい何回も読んだ本は ?
好きな本はよく読み返す方だけど、そこまでは。
でも、小学校の頃、『イーリアス』の最初あたりをなぜか憶えてた。
わからなくてやたら読み返したのか? 今は最初の2行で精一杯w
7 今まで読んだ本の中で特に印象に残っているものはなんですか?
1冊に絞れないです。
8 『マイ ベスト ワン』 の本は何ですか?
いや、1冊に絞れないと。
9 好きな作家さんは、どなたですか?
出たらハードカバーでも買う、ということなら神林長平。
手許にはあまりないけど、自分が成立する根っこの一部に田辺聖子のエッセイがあった気がする。
10 人に本をプレゼントしたことありますか?
あります。
11 そのプレゼントのイベントと、覚えていたら書名と相手の反応も?
誕生日に、文庫が出てない(当時)単行本を。
『ホーキング、宇宙を語る』/谷甲州『終わりなき索敵』
あと、相手が好きな画家さんの画集、ってのも。
欲しがってたor好きな作家さんの手が出にくかった本なので喜んでもらえました。
好みがわからずに本を送るのは危険だと思います。
12 お好きなジャンルは何ですか?
ファンタジィ、SF。いや、けったいなもの全般が好きかも。
13 お好きなジャンルに嵌ったきっかけは?
もともと児童書読みでファンタジィ自体は結構読んでました。
〈ゲド戦記〉に本当に驚いて、作者のル・グインから海外SFを読みだして。
NHKのラジオSFコーナーで「騎士の価値を問う」を聴いて痺れ、『戦闘妖精・雪風』にまとまったのから、日本SFもせっせと読むようになりました。
14 苦手なジャンルはありますか?
あまぁ〜いラブストーリーが。これ、僻み?
15 フィクションと実話なら、どちらが好きですか?
多分フィクション。でも民族学系とか社会史系も好き。
16 海外小説と日本の小説、どっちをよく読む?
全体としては海外。疲れてると国産が増えます。
17 携帯小説を読みますか?
手にとって、店頭で読んで討ち死にました。
でもお勧めを教えていただいたのでまた挑戦してみようと思います。
18 シリーズものは全部揃えますか?
面白ければ。
19 本の登場人物になれるとしたらどの作品の誰がいいですか?
問われて浮かんだのは、最近評を書こうと手に取ったからか、神林長平『ライトジーンの遺産』の菊月虹。
何を持たなくても、それなりに人生を楽しむしたたかさがいい。
同じ作者が書く海賊王・ヨウメイ(漢字出ないw)に他人と折り合うおとなげがあればこうなるかも。
最初の文庫化のときの煽り文句だったかな、
『紙の本、うまい酒、そして自由があればいい』
いや、もうお説ごもっとも。
20 読みたい本は買う派?借りる派?
買います。
……ということで、続きは明日。
アーサー・ランサムについては、読むより、自分で外を駆け回る方がまっとうかも、と思わなくもないです。
本当に、子どもたちが休暇に何をしたか、って話なので。
ただ、出てくる親の、子どもを信じて一歩引いて見守る姿勢は、子どもにとって大事なものだろうと思います。
オボレロノロマハ ノロマデナケレバオボレナイ
溺れない、信頼している、と言ってくれるんだから。
ながつきさん
あぁー、ちゃんと変換できてるー。うわぁ〜
セカンドネームは口外無用、知ってる者は消されますぜ(いや、ラテルたち生きてるけどw)
フルネームを書きたかっただけでーす。けっこう好きだったりしますw
出会った時期がよくなかったのか、
何度か借りては読み通せず、、、忍耐力が足りなかったようです。
ゲド戦記は「こわれた腕輪」が一番好きだったので何度も借りては
あの地図をなぞってみたりしたことを思い出しました。
がちのSFは周囲にいたので、周りがどんどん押し付けてきたんですよね確か・・・
すぐ思い出せる作者といえば
筒井康隆、半村良、光瀬龍、川又千秋、式貴士etcあたりとか
海外もアシモフ、ハインライン、シマック・・・とかは借りて読んだ記憶があるなぁ
でも、記憶に残っているのは前回あげたあたりですね・・・
昔の傾向としては、ガチのSFよりストーリー志向だった、のですかね。
でも好みから見ると、アイディアストーリー系の短編がお好き、けっこうコアなSFもいける口かと。
コバルトやソノラマの本が出てくるってことは、ライトノベルだから敬遠、ということはないですよね。
最近の作家さん(といってももう中堅どころかも)なら小川一水の本はどうでしょう。
ライトノベルでデビューした、今は本格SFが中心の人です。
厳しい状況でもどこか根底に明るさがあって、人間性に対する信頼が感じられます。
手始めに、短編集『フリー・ランチの時代』あたり、どうでしょう?
あと、アイディアストーリー、短編、カジシンさんの時間もの……ということでのお勧め、
ライトノベルレーベルから出てる本ですが古橋秀之の『ある日、爆弾がおちてきて』はいかがかと。
「時間」と「ボーイ・ミーツ・ガール」テーマの短編集です。
この人は器用で、これが気に入ったとしても作品ごとにカラーが大きく違うので、そこのところご注意をば。
……こんなあたりでいかがでしょう。
海賊シリーズも好きだったんですが、クラッシャー・ジョウ、ダーティ・ペア、ハイスピード・ジェシーなんかも読んでたなぁ
好みといえば、火浦功のみのりちゃんシリーズとか、草上仁あたりがふと思い浮かぶ
「江路村博士のスーパー・ダイエット」くらいまでは、読んでた気がする
「ゆっくりと南へ」が好きだったんですよね~
でも、最近は、カジシンの時間ものと夢枕獏の陰陽師、大原まり子以外は、読んでないというか追っかけてないのですよね
さて、材料は放り込んだので、どんな、おすすめが出てくるか楽しみ~
どれくらいの時期まで国産SFを読んでおられたのでしょう?
お好みの雰囲気がわかったら引き込む——もとい、お勧めするべく手ぐすね引いていますw
しかし、自分で言っといてなんだけど、ヨウメイは人と折り合ってしまったら最早ヨウメイじゃない気も。
「悪徳を行うのは俺だけでいい」で、太陽系圏の守護者みたいになってる悪党だし。
そういえば、海賊シリーズ読んでたなぁ?
昔は国産のSF読んでたんだよね。
いつから、SF読まなくなったなろう??