リストカットと猫の続き2
- カテゴリ:日記
- 2011/06/19 04:12:26
そんなんで、私は彼らの電話番号を聞きだした機転の聞く生徒と言う設定が出来て、それで居て授業を抜け出す問題児で、其の両方の解決策が教壇の前から2番目の彼女の隣となったわけで・・・。(罰ゲームをさせられている気分ですよ \(-"-)/
で、彼女のリストカットを先生に相談した彼女の自称親友が、あの大変な時期に事情を聞いた担任がまるで「毒でもって、毒を制す」の様な対策をこうじた様な席順を考え付いたような雰囲気。
で、まったく無視していた私の好奇心をくすぐる様に聞きもしない彼女の事情をちらほら話し、彼女の悩みを解決してあげて欲しいと頼み込んで来る。
其のちらほらが「母親が彼女より年上の男の子を持った男との再婚」。
此の1ヶ月間の間の死闘を考えると確かにほおっては置けないなぁ~と覚悟を決める。
で、昼休みに彼女をグイッと私の方に向けさせて、「話して見なさい、何を聞いても驚かないから」と言う。
私に関係ないと言う態度のシャムネコに多少の事情は貴女の親友から聞いたと話す。
「で、義父さんが、お母さんの居ない時に乱暴をするとか?」
彼女、首を振る。とても紳士的に優しくせっしてくれると言う。
「で、義兄さんが大人の居ない時に乱暴をするとか?」
大学生で部屋を別に借りて別にすんでめったに家に来ないと言う。
「じゃ~、義父さんと義兄さんが結託して、外に呼び出して乱暴するとか?」
そんな事はとんでもないと言う。二人ともとても紳士的に自分に接してくれているという。
( ̄~ ̄;)?? この間のへとへとの事情を考えるとさっぱり、解らない。
それ以上の何か、物凄い事が・・・。
母親が自分にすっかりかまわなくなって弁当も作らず、料理も作らず、部屋に閉じ込めるとか?
彼女は首をふる。自分から部屋に閉じこもって居るとか。母親も義父も心配して話し合おうと言うが、それが苦しくて、耐えられないと言う。
よくよく聞くと何と母と義父の結婚前に会わされた義兄に一目ぼれをしてしまったとの事。
結婚式に着てきたスーツ姿(すでに大学生)を見て核心を得たこと。
たまにしか、来ないが家に来た時の義兄の振る舞いの一つ一つが胸が熱くなって、義兄が来ると部屋から出られなくなったとの事。
義兄が自分が来ないほうが良いと誤解して来なくなったこと。
会いたくて、義兄の一人暮らしのAPの周りをうろついてしまった事。
そんな醜い自分が嫌だと思うこと。
毎日が苦しくて死にたいと思うこと。
そう言って彼女は手で顔をふさいでしゃくり泣いた。
「シねば~ぁ」と言いたかったよ。
事情を知った教師達もこの間の色々な事を考えるとまともに相手をする気力もなくなっているんだろう。
で、私に押し付けたと言う事らしい。
しかも包帯を取って傷口を見せてもらったら、どこ?って感じの小さな筋が数本。
私の体中の猫の引っかき傷の方が深くて、当時の赤チンキとバンソウコの方が重症と言えば重症である。
「つかれるなぁ・・・・」が私から出た言葉。
彼女はそれをすっかり誤解して、余程の大変な思いをして私がリストカットをしていると誤解して、今度は「私が貴女の悩みを聞くは、何かの解決策が見当たるかもしれないから」と私の手を取って言う。
「こいつ、殴っていいですか~。こいつ、首を絞めていいですか~。」の世界だった。
それまでの色々な事を考えると其の落差に落ち込んだよ。
大学生のお兄ちゃんも大人だよね。えらい。