Nicotto Town


わかばのニコタ日記


最近読んだ本(お題)


文字どおり直近に読み終えた本は『手塚治虫の『ブッダ』読本』(潮出版社編)。
これは映画『手塚治虫のブッダ ~赤い砂漠よ!美しく~』公開に合わせて買っておいたもの。

第1章 『ブッダ』を語る
第2章 『ブッダ』に挑む
第3章 『ブッダ』に学ぶ
第4章 『ブッダ』を読む
第5章 『ブッダ』の映画化
エピローグ

上記のような構成で、実際のお釈迦さまではなく、あくまでも手塚治虫が描いたブッダを読み解こうという試みである。

手塚治虫本人のインタビューもあれば、文学者や医師、脚本家や宗教学者などの著名人の対談、おもしろいところでは『聖☆おにいさん』の作者・中村光のインタビューなどもある。また第4章には潮漫画文庫『ブッダ』各巻の解説が収載されていて、糸井重里、北杜夫、岡野玲子、萩尾望都、筑紫哲也ら(順不同)が名を連ねている。

これら多くの人たちが『ブッダ』という一つの作品を読んで、各自の専門分野から手塚治虫の思想に迫ろうとしているのは、なんだか感動的ですらある。手塚ファンなら持っていても損はない一冊。

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2011/06/20 17:16
>みきっちさん
コメントありがとうございます。
なんかとんでもない名言がさりげなく書かれているような…。
 >神々は、ただ祈ることだけを許してくれる。
わ~、すごいです。私の眼からウロコが一枚ぼろっと取れました。
そうですね。宇宙の摂理の中では人間の営みやそれに付随する喜怒哀楽なんて無きに等しいもの。
その中であくせくじたばたするのが人間で、それがうまくいかず手塚作品では閉塞感や絶望感のバッドエンドを迎えるものも少なくありません。
でも……、「それでも一生懸命生きろ!」というのが手塚マンガの真髄なのだろうと思います。
いつだって希望だけは残っているんだと言われているような気がします。
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2011/06/20 12:39
手塚治虫先生のマンガ、なになに読んだかなぁ?
この「ブッダ」と「海のトリトン」「火の鳥」あと、少しづつ・・・かな?
とにかく幸せが長く続かなくって、急に理不尽に突き落とされてはかなくて。
富める人も、貧しい人も無関係に。人のはかなさが浮き彫りに・・・・。
ある意味宗教的で、ぐっと心に残ります。
とても高いところから人々を見ているような、作者の視線が好きでした。
神々は、ただ祈ることだけを許してくれる。そんな感じでした。
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2011/06/19 23:16
皆様、コメントありがとうございます。

>紺さん
はい。一応『ブッダ』に目を通した者としては、各界の著名な方々がどういう読み方をされているのかは興味のあるところでした。
小難しい書籍ではなく誰にでも読めるマンガ作品を皆さんが熱く語っておられるので、とっつきやすく読みやすかったです。
でも、紺さんのご指摘どおり、この『ブッダ』をはじめとする手塚作品は、なんかちょっとハードルが高いんですよね。問題を投げかけられて、うまく答が見つからずに「うっ」と詰まる感じが常につきまとっているように思います。
『火の鳥』しかり。『ブラック・ジャック』しかり。まるで自分の程度が試されているような気がしますが、そういうところこそが手塚作品の最大の魅力なんでしょうね。
『ブッダ』、是非読んでみてください。でも私の一番のお薦めは『ブッダ』より『ブラック・ジャック』ですけれども。^^

>くるみさん
病院通い、お疲れさまです。待ち時間にマンガを読むという楽しさがあって良かったですね。この際、本棚3本分を読破してしまいましょう。^^
『アドルフに告ぐ』も重い内容ですね。読み応えは充分。一度読んだら、あんまりもう何度も読もうという気にならない大作です。←もちろん褒め言葉です。^^;
『ブッダ』は悟りを開いた後もいろいろと悩み続けますが、そこが人間らしくて共感を覚えるところでもあります。
『ブッダ』、是非読んでみてください。でも私の一番のお薦めは…(以下同文)^^
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2011/06/18 22:20
今通院している接骨院には本棚3本分の漫画がズラ~と並んでいます。
最近流行り?のワンピースだのドラゴンボールだの…先生の趣味かしら。
そのコレクションの中で手塚氏の「アドルフに告ぐ」を見つけました。
確かわかばさんからこのタイトルを聞いたような?気がして手に取りました。
接骨院にはほぼ毎日通っているので少しずつ読ませてもらってます。
もしかしたらブッダもあるかもしれません。来週あたり物色してみます。

↓紺さまもおっしゃるように「緊張」しながら読んでます…なぜでしょうね。
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2011/06/18 22:12
以前のルパンと言い、この本といい、面白そうなもの読んでますねw❤
つか、ちゃんと手塚さんのブッダを読んでないのでwwまずはそっちから取りかかりますww^^ゞ

手塚氏の作品は、どーも私、軽いものでも軽くは読めないのです。思わずちょっと緊張してしまう(笑
それだけ伝わってくるものが私的に重い気がします。しかもブッダですからねww
ふむ、頑張りますww^^
(別に苦手なわけではないですよw勿論むしろ逆。大人買いして読まないと気がすみませんww>▽<)



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