猫とリストカットの続き
- カテゴリ:30代以上
- 2011/06/18 19:38:08
以前入っていた此の様な場所でテーマが「リストカットをしている人」だった時がある。
何とか辞めさせようと色々カキコミをしたが、結局辞めさせる事が出来なかった。
さてやっと本題に入れる。
私が猫に手首を引っかかれて3本の爪の引っかき傷が出来て、担任を始め、先生達に騒がれた時、通りすがりにそう言うのは「包帯で隠してくるのよ」と何気に耳打ちして通り過ぎた長い黒髪が美しいクラスメートが居た。
振り向いた時はそれだけが印象的でさほど気にも留めてなかったが、授業を抜け出したことが、自殺する寸前の生徒を助けたためにばれてしまった。
其の為に私は教壇のまん前の前から2番目と言う名誉ある席に席替えをされてしまった。
しかも隣が其の其の手首に包帯を巻いたクラスメートである。
よく見ると其の生徒は以前クラシックバレエをやっていたので頭はひっつめたお団子にしていて、髪をきつく縛っていたので目が引きつっていた。
其の上、神経質そうなアスリート体系で気位の高いシャムネコ軍団の一人。
禄に私と口を利いたことも無かったが、バレエをやめて前髪が出来て、少しふっくらとしていて、ひっつめていたお団子頭は肩の下まで綺麗に手入れされて伸びていた。
なかなかの美人である。いや、唖然とするほどの美少女になっていた。
少し前に飛び降り自殺事件、其の前が集団暴行事件を経験していた私としては、彼女の事情を知っている友人が聞きもしないのに私に話をした事情はそれこそ「しんでもいいんじゃない」と言う内容。
聞いているうちに腹が立ってイライラしてきた。
下駄箱を開けるとピンクの可愛らしい封筒の手紙は入っているし、チラチラとよく解らない1年が教室を覗きに来るし、椅子をずらしてぼけ~っと眠たそうに頭を上げると教師と目が合うし、イライラの沸点が迫っていた。
結構な人数が集まってきていた。4~5人かな?
何とか止めようと過去の例を載せて、自分の子供を生んで抱いた時の経験とか、子供の入学式の時に親が泣くのは、こんな事でと思うかも知れないけど、病弱で何度も救急車で運んだとか、小さい時に2階のベランダから落ちたとか、家族で行ったハイキングでふと目を離した隙に居なくなって、2m下のこんななだらかながけを転げ落ちて側溝で頭を血だらけにして見つかったとか、何時間に及ぶ手術の間の待っていた時間が走馬灯の様に頭をめぐってとか、色々書いたけど・・・。
結局其のリストカットのレスに来ていた一人が救えなかった。
無力感を感じたよ。
毎日来ていたその子が少しずつ立ち直っていたのかと思っていたけど、突然来なくなって・・・。
2週間後かに死ぬ寸前で発見されて、憎んでいた(たぶん)母親からの輸血を受けて、助かった。
「私の中には此の人の血が流れている」と書いてあったけど、たぶん些細な文面から母親との事かなぁと
思っていた。
見つかって良かったよ。どの程度の出血か解らないけど、輸血するようだと発見されなければ死んでいたって。
其の時思ったのはネットに来る人は「助けて」と言う言葉を書かない「些細な救いを求めている」人の場だってね。
私も主婦は待つのが当たり前の長い時間を経てきたから。小さな自分の息子でさえ、自分が帰ってきたときに私が居なかったら「何で居なかった!」と怒鳴られた時は唖然としたよ。WWWW
問題は娘、怒鳴らないで我慢をしてまっていて、暗い部屋でぽつんと待たれて、何も聞かなかった時は、うっかりしてそれで良いんだと思い込んで其のうち、誤ることを忘れてしまっている。
息子の保育園を迎えに行っていたら、けがをしていて、保育士の言い訳とその後の処理と、色々でいつもの夕食を勝っていた店が閉まっていたのでもっと遠くの店に行って、荷物が沢山なので息子の歩きのペースで帰ったらいつもより2時間も経っていた。
もうその後のやる事がいっぱいで娘に「謝ること」も「一人でお留守番をしていて誉めること」もしないで
わたわたと過ぎた。
かなり年月が経ってから、「遅くなった訳を言って欲しかった」と後で言われたよ。
3度目の転職、子供が2人。
結構、できるやつだったのに、、、
最初は元気だったのに、そのうち、落ち込んで、、、
飲みに行って聞いたら、
「みんな仕事ができるのに自分だけできないんです」
「え、みんなアホばっかりだよ。たいしたこと無いよ」
「〜の時は、すごかったじゃない」
とかって、励ましたんだけど、、、
ダメだった。
プレッシャに負けたんだ。
お葬式はつらかった。
涙をこらえてる奥さんや子供たち、、、、
いたたまれないよ。
後で知ったんだけど、励ましちゃいけないんだって。
どうすりゃよかったんだ。
今でも後悔してる。もっと、なんか出来たんじゃないかって。
映画ならよかったのに、
「カーット」って言って、起き上がってくる。お疲れ様、今の死に顔はよかったよ。
でも、そいつは起きなかった。