旅日記②
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2011/06/13 20:52:59
一人旅二日目
岩手県花巻市内にある
宮沢賢治のゆかりの地や
宮沢賢治記念館、に行ってきました
まず訪れたのが、イギリス海岸という所です
海岸といっても、海ではなく
北上川のほとりのその場所だけが、白い岩が剥き出しになり
イギリスのドーバー海峡の白亜の海岸を連想させる為
宮沢賢治が「イギリス海岸」と名付けた場所だそうです
イギリス海岸は、北上川の水位が下がった時だけ
泥岩層が見られるそうで
残念ながらその日は川が増水していて
普通の川になっていましたw
しかし、短編作品「イギリス海岸」の舞台にもなった場所ですので
宮沢賢治が教師を勤めていた時代に
生徒や町の人達と夏に泳ぎに来たと、作中にもあるので
その当時の時代に思いを馳せるのでした
次に車を走らせ向かったのが
宮沢賢治記念館、宮沢賢治童話村、宮沢賢治イーハトブ館です
上記の館は併設されているのですが
ひと山丸ごと、宮沢賢治に関する施設ですので
至る所に作品に登場する物のオブジェなどがあったりと
この森の中全てが、宮沢賢治の世界を表現した様な場所でした
到着してイーハトーブ館に向かおうとした時に
猫がいました
2匹の猫は、さも気持ち良さそうに日向ぼっこしていました
常日頃なら猫好きな私は、撫で回しに行くのですが
何故こんな森の中に猫がいるのかという事と
宮沢賢治の童話には良く猫が出てきて
悪さを働いたりもするので、そのイメージもあり
何となく薄気味悪く思いながら通り過ぎました
まず、宮沢賢治の世界観に浸ってから色々見ようと思い
イーハトーブ館に行き、宮沢賢治の童話を読みながら
紅茶とケーキを頂きました
その後宮沢賢治記念館に向かう途中
「ポランの広場」という物があり、「日時計花壇」と「南斜花壇」がありました
これは宮沢賢治が生前設計した物を再現した物で
それが何とも美しかったのです
花壇全体が唐草模様をモチーフに設計されていて
複雑なデザインにも関わらず、しっかり計算された作りでした
また、日時計を設計出来る技術もあり
それを綺麗な花々で飾った花壇にするという発想に
宮沢賢治の多才ぶりに改めて驚いたものです
その後記念館に行き数々の展示物を楽しみ
次に童話村を訪れ宮沢賢治の世界を表現た物を体感できました
その頃になると、もう空はオレンジ色になり始めたので
帰る事にしました
夕暮れでお腹も空いてきた頃
ある西洋造りの建物を発見しました
レストラン「山猫軒」
怖い!!
知っている方も多と思いますが
宮沢賢治代表作の「注文の多い料理店」では
料理を食べるはずの客が、逆に食べられそうになるという話で
しかも入り口の看板には
山猫の料理長がナイフとフォークを持って
「どなたもどうかお入りください。決してご遠慮はありません」
と書いてある
怖い!!
その時すっかり宮沢賢治の世界観に浸っていた私は
この洒落の利いたレストランも、冗談には思えなくなっていて
結局食べないで帰りましたw
その後花巻温泉に日帰り入浴でまったりしてから
また広い駐車場があるコンビニで車中泊
次の日、「遠野物語」で有名な遠野市に行くことにしました
その続きはまた後で
つづく
遠いイギリスの人達も「イギリス海岸」なんて聞いたらびっくりでしょうね^^
ねこちゃん!さわりましょうよ!なごなごしましょうよ!
山猫軒気になります^^どんなメニューがあるんですかね?
山猫軒素敵❤
今度はぜひぜひ入って頂きたいですw
注文の多い料理店のようになるのでしょうかw
イギリス海岸は増水してたので、残念なほどただの川でしたww
楽しい旅のつづきはまた書きますね^^
りんさん>
『雨二モ負ケズ』はストレートに入ってくる良い詩ですね^^
宮沢賢治の文学は言い回しにクセがあり、読みにくかったりしますし
私も時々本当に分からなくなりますw
庭師のお話しは多分『虔十公園林』というお話かも知れませんね
もし、合っていれば少々あらすじを紹介します
虔十という主人公は、ちょっと足りない感じで、子供達に馬鹿にされたりする人でした
虔十が野原に杉の木を植える、しかし土が合わないので植えても無駄だと馬鹿にされる
確かに7、8年たっても、2~3mくらいにしか伸びない
ある百姓が冗談で、枝打ちしたらどうかと言う
それを真に受けて枝打ちしたら、上の方に枝が3~4本しか残らない状態になる
そうすると林の中でがらんとした広がりができ、そこで子供達が遊ぶようになり
虔十はそれを喜んで見ている。その内、虔十はチフスで死んでしまうが。
その林では子供達が遊び続ける。長い年月が経ち
子供の頃そこで遊んだ人が大学教授になり、故郷に帰ってきてみると周囲の光景はすっかり変わっているのに
虔十の林は昔のままでかつてと同じように子供が楽しそうに遊んでいる
それを見て「全く誰がかしこくて、誰が賢くないかはわかりません。」と言う
というお話です
転じて、長い目で見ると正しいという事が
その時代には大きな偏見にとらわれていることがしばしばあるという事です
虔十は、後の時代の子供たちに優れた贈り物を残したという話ですね^^
多分童話になったのも、そんな人になって欲しいという願いが込められているからでしょう^^
山猫軒は入れなかったですね~w
入ってから「壺の中のクリームを顔や手足塗ってください。」
などとあったら、「ぎゃ!」ですねww
車中泊は快適でした^^
軽ワゴンで行ったので、後ろの座席が全て平になり、その上に敷布団、毛布、枕なので
ちょっと住めるかも?と思ったほどですw
はなさん>
宮沢賢治好きなのですか?^^
私も大好きなのですw
尊敬している人が、1か2で「宮沢賢治」ですねw
共感できる方がいて、嬉しいです^^
イギリス海岸知りませんでした
レストランは入ってみたいです
中はどんな作りになっていたのかなあ・・・
楽しい旅のようでよかったです
ぉ天気にも恵まれたようで、日ごろの行いですね^^
良い旅でしたね^^
宮沢賢治、『雨二モ負ケズ』が、今回の震災で世界に広まったそうですね。
あまり、宮沢賢治の世界って独特でなじめない…orz
絵本にもなっている庭師のお話し(題はなんだったかしら・・・w)何かは良く理解できずorz
堅実な方だったイメージはありますがね^^;
♨でゆっくり、心も体も温まってok ok ww
車中泊で身体は疲れませんか?
温泉でまったりしてるので!大丈夫なのかなぁwww
宮沢賢治の世界に浸りながら読みました。
ステキです。
山猫軒 わたしはきっと入るなあ~
次の話も楽しみにしています!