昨日６月５日、被災地の石巻市に
ボランティアに行って来ました


石巻市は宮城県で仙台市に次ぐ
県第二の人口の港湾都市です


うちの方も震災の影響があったため
ある程度自分の生活が落ち着いたら
いつかボランティアに行こうかな～？と思っていました

５月の始め頃にはだいぶ生活が落ち着いてきて
丁度良いタイミングで話があったので
行ってみました


当日は昼ごはん持参で
乗り合いで石巻に向かいました

テレビ、新聞、ネットや
知り合いに聞いた現地の状況などで
ある程度は覚悟してましたが

やっぱり驚いてしましました
まず最初に驚いたのが、家に車が刺さってました！；；
今だ住宅街や商店街にガレキが散乱していて
何台もの車がボロボロになって空き地に放置してあり
数年経っているかのようでした

でも地震当初聞いていた
「治安が悪化している」とか、「異様な空気」
などの暗いイメージは薄れつつあるように感じました

ライフラインが復旧している事もあるのか
大型店舗は開いていて、買い物客で賑わい
街の人にも時おり笑顔が見られ
自分が思っていた以上に
復興に向け、少し明るい雰囲気があるように感じました


現地に到着しその日やる作業は
住宅街にある１件の二階建てのお宅で
浸水した一階部分の天井板を剥がし
さらに床板を剥がしてから
床下のヘドロの除去をする事でした
（このヘドロが、まるで貝や魚が腐った臭い＞＜；）
そしてそれらを市のガレキ置き場に
運ぶという作業でした

ある程度人数もいたので、作業は分担でき
私は軽トラに積み込んだガレキを
手作業で捨てて来る係りになりました


市のガレキ置き場は海の近くにあり
行く途中に見たのが

海沿いに並ぶ、コンテナ倉庫や水産加工工場が
津波の高さを境に、下は鉄骨がむき出しでボロボロ

途中通った広い道路は、中央分離帯が緑地になっていて
そこにでかい石油タンクが
ごろっとそのまま放置されていました；；

津波の威力ってこんなに強いものかと
ただただ驚かされました

そして普段は漁船や大型タンカーが止まる港が
ガレキ置き場になっていたのですが
見たこともない様な量のガレキの山で
それが海沿いに霞んで見えないほど
その山が続いていました

それを毎日何台もの自衛隊や民間のトラックが捨てに来ても
まだまだ街にはガレキが残っていて
いったいどのくらいあるのかと思いました


何度か往復して
高潮が来るので、１５時に終了予定だった作業は
予定通り無事に全て完了

参加した皆が集合し、終了のあいさつ
その際、その家の方が一言あいさつして頂き
普段はガンコそうな親父さんが
薄っすら涙ぐみながら
「本当にありがとうございました」
とペコッと頭を下げた姿は
本当に胸に刺さるものがありました


そんなこんなで
昨日はクタクタになって帰って来ました＾＾；


私も震災で散々な目にあった
などと思っていましたが
同じ震災でも、こうもレベルが違うのかと思い
ナーバスになっていた自分を恥ずかしく思いました

またおにぎり作っていって
行ってみようかと思っています＾＾