セイリング * もうひとつの
- カテゴリ:日記
- 2011/06/01 18:47:22
見ず知らずの人に話しかけたことがある。
ずいぶん昔です。
夜遅い列車の中、まだ若い青年でした。(僕も若かった。)
僕の前に座った彼が、ロッド スチュアートのパンフレットを
膝の上に広げ、なんとなくうれしそうにページをめくっています。
(うれしそうに見えたのは、僕の思い込みでしょう。)
間違いなくコンサートの帰りです。
僕がコンサートのチケットがとれなかった、その日なんです。
「観てきたんですか?」
つい口から出てしまいました。
「”セーリング ” 歌いました? ”マギーメイ”は?」
行けなかった思いからなのか、いろいろ訊いてしまいました。
大分から来ていたそうです。
家に着くのは、12時過ぎるような話でした。
僕はチケットをとれなかった話などをしました。
彼は終始にこやかな表情で応えてくれました。
話した時間は20分くらいなものでしょう。
でもはっきり覚えています。
自分では僕をそんなにおしゃべりなほうだとは、
思っていません。
気の置けない仲間の時は、結構しゃべりますが。
見知らぬ人に話しかけたのは、
これがたぶん、最初で最後だと思います。
知らない人でも好きな音楽のことを
楽しく話す。
ブログを読んでくださる人のおかげで
また楽しいひと時がやってきました。
あらためて感謝です。
なぜこのことを思い出したのか、ちょっと不思議ですが、
今日の朝、テレビから セイリングが流れてきました。
クリストファー クロスの” セイリング”です。
きれいな声です。彼の映像をみたとき、声とのギャップに
ちょっとびっくり、 ギターをきちんと弾くのにも驚きました。
確かに素晴らしい曲ですが、やはり 僕の”セーリング”は
ロッド スチュアート です。
セイリングを出してからが絶頂期だったように思います。
よく聴きました。 ロックボーカリストですが、
バラードを歌うと、あのしわがれ声がたまらなくなります。
もちろんロックンロールもよかったですが、
(過去形にしたら悪いですね)
となって、上の話です。
クリストファー クロス の”セイリング”は、
グラミーの ソング オブ ザ イヤーを獲っていると
思います。
グラミーについては、また明日!
ルイ アームストロング が代表でしょうか。
どうしようもないような悪声ともいえるんですが、
あの素晴らしいトランペットより歌が好きというファンも
多いみたいです。
僕も大好きです。
天が与えてくれた特別な財産。
夏川りみ テレサテン など そう思います。
不思議とサラ ブライトマン とかは思わないんです。
一度聞いたら忘れられない声って、ホントに素晴らしいその人特有の財産だと、
・・そう思います。
特徴的な音を含んでいる声、、、(倍音だったりとか?)
妙に澄んで通る響きのよい声や、
聞き取りにくい重低音でも、、、 とにかく声だけで人を引きつけることができますもんね。
ロッド スチュアートの声は、ホントに素晴らしいですね。
夜の電車の中、話しかけられて良かったですね^^
その人の表情、それにパンフレット、そして多分、周りにあまり人がいなくて・・・とか、
話しかけるに充分な材料と、バッチリのタイミングがあったんだと思います。
そして、その男の子とのっぷらーさんに、特別な思い出ができた^^
その機会を、のっぷらーさんは外さなかった訳ですね☆ ステキです^^
最近はコンサートに行くことがほんとうに
少なくなりました。
でも生の音が聴くことが出来る機会があれば
出来るだけ出かけています。
そういえば、また昔の話で恐縮ですが、
ロン カーター のソロを聴きに行ったことを
思い出しました。
ピッコロベースとやらで糸巻で
スラー奏法みたいに演奏したのを観て
驚いたので覚えています。
たぶんその感動は誰かに話したかったかも知れませんね。
特に、話が合う人となれば最高でしょう。