レモンバーム
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/05/28 21:38:05
レモンバーム
今朝、庭で摘んだ
レモンバームにお湯を注ぐ
レモンの香りが立ち上り
淡い緑色の液体が
ティー・ポットに溶け出していく
レモンバームは
ギリシャ語では「メリッサ」
蜜蜂のことらしいが
まるで白衣の天使のような名前
レモンバームのお茶を
ひと口飲む
シトラールのさわやかさが
レモンの香りと一緒に口に広がる
仕事と人間関係に疲れた心に
染み込んでくるように
人間誰しも
弱く醜い部分を持つもの
あなたの強さをやさしさを
引き出しましょうと
レモンバームはさらに香る
またひと口飲む
エリック・サティの
「ジュ・トゥ・ヴ」を聞きながら
しばらく目を閉じる
――さあ、またがんばりましょう
温かく香るやさしいお茶
レモンバームのお茶を
ひと口あなたもいかがでしょうか
*エリック・サティ フランスの作曲家。「Je te veux」 (ジュ・トゥ・ヴ)、
フランス語で「あなたが欲しい」という意味。
とても嬉しいコメント、どうもありがとうございます♪(=⌒▽⌒=)
なるべく気持ちをポジティブにして、一度きりの命の時間を過ごせたらと思います☆
スローライフ、それが理想ですが日常はそうもいかなく、スローな時間を少しでも作れたらいいなぁと
思っています(*^o^*)
『精霊の世界、星の記憶』読んでくださり、嬉しいです♬^^
ステキですね!
現実の日常もしっかりこなしておられるようなのに、詩や小説からはハルさんの心の柔らかさが伝わってくるので
そうやって、「心の切り替え」をしているのかなぁ~?って、思っていました。
やっぱり、例えささやかでも「切り替え」のための時間を大切に、自分を(甘やかすのではなく)大切にしないと…。
改めて、そんなことを感じました。
風と大地の香りがするセイジたちのお話の続きを、いつも楽しみにしています~♪